ヘアケア

髪が傷んでしまうブラッシングとは?正しいブラッシングでツヤ髪を作る!

「ブラッシングで髪の毛が美しくなる」ことを知っていましたか?

多くの方は「本当にブラッシングで髪の毛がキレイになるの?」と疑問を抱いているのではないかと思います。

なぜ、ブラッシングで髪の毛がキレイになるのでしょうか?

毎日行うブラッシングだからこそ、正しい方法を身につけることがとても大切です。

今回は、美髪にするためのブラッシングが逆効果になってしまうことがあること、またどんなブラッシングをすれば美しい髪の毛作りができるのか詳しくお伝えしていきます。

美髪に導くためのブラッシングのはずが・・・

シャンプーの前、ドライヤーの前後、ヘアスタイリングの際など、ブラッシングをする機会はたくさんあります。

何気なくブラッシングを行っている方もいれば、髪の毛を傷つけないよう注意してブラッシングをされている方もいますよね。何気なくブラッシングを行っている方はもちろん、注意してブラッシングをしている方も、正しくブラッシングができているか一度見直してみてください。ブラッシングのやり方によっては、髪の毛の負担になってしまっていることがあるからです…。

普段行っているブラッシングで、どのような行為が髪の毛にダメージを与えてしまうのか、解説していきます。

濡れている髪の毛のブラッシングは細心の注意を

濡れている髪は、とてもデリケート。

些細な刺激でも深刻なヘアトラブルを招くことがあります。その理由は、髪を覆っているキューティクルが濡れると開くという性質が関係しています。通常(閉じている状態の)キューティクルには、髪を外部の刺激から守ること、髪の毛の水分や栄養を逃さない役割があります。

キューティクルが開いているときは、些細な刺激でも髪の内部に響きやすいです。そのほかにも、開いているキューティクルは傷つき剥がれやすく、閉じなくなることがあります。傷つき剥がれた箇所から、髪内部の栄養分や水分が流出し続けるため、濡れている髪は特に慎重に扱いましょう。

濡れた髪の毛に無理やりブラシを通して摩擦ダメージを与える、などは避けましょう。

ブラシの素材によっては静電気が起こりやすい

布に乗っているブラシ

普段使っているヘアブラシの素材を意識したことはありますか?

ナイロン製のヘアブラシは安価で手に取りやすいのが特徴ですが、静電気が起こりやすい素材でもあります。

髪の毛に静電気が起こると、ホコリなどが吸着し、髪がもつれる原因につながります。そのほかにも静電気の電圧が、キューティクルを剥がしてしまうことも…。キューティクルが剥がれた箇所から、水分や栄養が流出するため、パサつきや広がりなどのトラブルの原因にもなります。

毎日使うヘアブラシだからこそ、静電気の起きにくい素材であることが重要なのです。

間違ったブラッシングで起こること

自分の髪を持って驚く女性

毎日使うヘアブラシの種類や間違った方法でブラッシング行うことで髪の毛にどんな影響を及ぼすのでしょうか。

間違ったブラッシングによって起こりうるトラブルについて、解説していきます。

枝毛や切れ毛

髪を一束掴んで驚く女性

寝ぐせのある髪の毛や絡まった髪の毛に、無理やりヘアブラシを通した経験はありませんか?力任せに髪をブラシで引っ張ると、枝毛や切れ毛などのヘアトラブルが起こりやすいです。

特に濡れている髪の毛は柔らかいため、間違った方法でブラッシングをすると簡単に髪の毛は切れてしまいます。

髪のパサつきや広がり

毎日のヘアスタイリング

強引なブラッシングによる、切れ毛や枝毛。

また摩擦ダメージを与えることで、キューティクルが乱れ、髪内部の水分や栄養分が流出し続けます。流出し続けた結果、髪の毛がパサついたり広がりやすくなってしまいます。

頭皮が傷つく

頭皮マッサージをする女性

ナイロンやプラスチック製の、硬すぎる素材のヘアブラシを地肌に当てブラッシングをすることで、髪の毛だけではなく頭皮まで傷ついてしまう可能性があります。

正しいブラッシングで髪を健康に

何となく行っているブラッシングですが、正しい方法で行うことで髪の毛や地肌を健康にすることができます。

普段のブラッシングが正しい方法なのかどうか、チェックしてみたことはありますか?

ここでは、正しいブラッシングの方法をわかりやすくご紹介します。ぜひ、正しいブラッシングをマスターしましょう。

絡まりやすい毛先から根元へ

ドライヤーとブラシで髪を乾かす女性

最初に髪をとかすときに、髪の根元から毛先へ、一息で、力任せにブラッシングをするのはNG。

根元からいきなりブラシを通すことで、髪の毛が絡まってしまうことがあるからです。絡まった髪を力強く引っ張ると、枝毛や切れ毛の原因にもなります。

ブラッシングをするときは、毛先から少しずつ絡まりやもつれをとるように行っていきましょう。髪の毛の長い方は特に気を付けながら行ってくださいね。また、ブラシは頭皮に垂直にあてないこと、強く押し付けながらブラッシングしたりしないように注意しましょう。

ブラシを使い分ける

ブラシやくし、ハサミなどヘアケア用品

濡ている髪の毛にはコームがお勧め

濡れている髪の毛にブラシを使うときは、目の粗いコームを使いましょう。

濡れている髪の毛に目の細かなブラシを使うと、よけいに絡まりを起こしたり切れ毛などの原因になります。

ブラシしかもっていない!という方は、コームの購入を検討してみてください。濡れた髪にブラシをおこなうと、キューティクルを傷つけてしまう可能性があります。

濡れた髪の毛は静電気が起こりにくいため、プラスチック製のコームでも心配する必要はありません。

乾いた髪には天然毛がお勧め

ドライヤーでしっかり乾かした髪の毛には、天然毛のブラシを使いましょう。

天然毛のブラシは、静電気が起こりにくく、髪の毛を傷つける心配がほとんどありません。

キューティクルも整えてくれるため、髪の毛にツヤが出てパサつきや広がりを抑えてくれるメリットもあります。

さらに、ロールタイプの天然毛ブラシなら髪の毛の長さを問わず使いやすく、ロールブラシが髪の毛1本1本をしっかり包み込んでくれるため、まとまりのある美しい髪の毛へと導いてくれます。

また、シャンプー前に天然毛のブラシを使ったブラッシングもおすすめです。

髪の毛に付着したホコリなどをブラッシングで浮かすことができるため、予洗いやシャンプーの効果が発揮しやすいです。入浴後だけではなく、シャンプー前のブラッシングもしっかり行いましょう。

正しいブラッシングの方法を身につけて憧れのツヤ髪を手に入れよう!

いかがでしたか?

毎日行っているブラッシング、正しい方法でおこなえていましたか。

髪の毛が傷むのは、ドライヤーやヘアアイロン、パーマやヘアカラーだけではないのです。ツヤがありまとまりのある髪の毛作りにブラッシングの存在は欠かせません。

今までブラッシングに注目したことがなかった方はもちろん、ブラッシングの重要性を知っていた方も、もう一度正しい方法でブラッシングができているか見直してみましょう。

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。