頭皮トラブルと聞いて「自分には関係がない!」と思っていませんか?実は、気が付いていないだけで、ベタつきや乾燥などの頭皮トラブルを抱えている人は多いです。今回は頭皮トラブルの種類・原因・チェック方法などをご紹介します。さらに、頭皮トラブルを解決に導くために必要不可欠なシャンプー選びのポイントを徹底解説します。
頭皮の悩み!どんな種類がある?
頭皮トラブルはどのような種類があるのか知らない方も多いのではないでしょうか。頭皮トラブルの種類と、それぞれの原因について解説します。
ベタつき
髪が脂っぽい…。髪にボリュームがなくペタっとしている…など髪のベタつきに悩んでいませんか?紹介したような悩みがなくとも、頭皮がベタつくトラブルを潜在的に抱えている人は多いです。自分の頭皮がベタついているか、簡単にチェックできる方法を紹介します。指の腹で頭皮を軽く擦ってみてください。頭皮を擦った指がテカっていたり、脂っぽくベタついてはいませんか?テカりや脂っぽさが見られる場合、ベタつきトラブルを抱えているかもしれません。主な頭皮のベタつきの原因は皮脂の過剰分泌です。頭皮のベタつきを放置すると、皮脂が毛穴に詰まって薄毛につながることがあるため、頭皮のベタつきが気になったら早めに対処することをお勧めします。
ニキビなどの出き物
ニキビは、皮脂の過剰分泌で毛穴に皮脂が詰まることが原因で発生します。皮脂は毛穴から排出されるため、詰まってしまうと、毛穴から皮脂が排出できません。常在菌であるアクネ菌や黄色ブドウ球菌は皮脂をエサとするため、毛穴内で菌が増殖することも。増殖した結果、毛穴内で炎症が起こり、ニキビとして現れます。大抵のニキビは1週間以内で治りますが、市販薬を使用しても治りが悪い場合は、医療機関に相談しましょう。ニキビを放置すると、悪化して痛みを伴うことも・・・。ニキビ程度と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、治りが遅くなる可能性もあるため、なかなか治らない場合は医療機関を受診してください。
ニオイ
電車に揺られていると、ふと他人の頭皮のニオイが気になることがありますよね。脂っぽいニオイや酸っぱいニオイなど、頭皮のニオイの種類は様々です。生活環境や体調の変化などによってニオイを発することがあります。自分ではなかなか気づきにくい頭皮のニオイ。自分は大丈夫か気になりますよね。自身の頭皮が臭うかどうかは、セルフチェックで確認することができます。確認方法は普段使っている自分の枕のニオイを嗅いでみてください。この方法で自分のニオイを確認することができます。頭皮のニオイの原因は、頭皮に雑菌が繁殖していることが主な原因です。お風呂上がりの髪を、ドライヤーできちんと乾かしていますか?髪の毛が短い方も、是非ドライヤーで髪を乾かすようにしてください。髪や頭皮が濡れたまま放置すると、頭皮に雑菌が繁殖します。梅雨時期に室内に干している洗濯物が濡れたまま長い時間放置していると、生乾きのニオイが気になりますよね。同じことが頭皮にも起きています。雑菌の繁殖を防ぐためにも、頭皮や髪は自然乾燥させずに、ドライヤーで乾かしましょう。
乾燥・かゆみ
ここまで、皮脂の過剰分泌が原因で起こる頭皮トラブルについて説明してきました。適度な皮脂の分泌は、頭皮の乾燥を防ぐために必要不可欠。適度な皮脂が不足している頭皮は、かゆみを感じることや、乾燥から頭皮を守ろうと皮脂が過剰に分泌することがあります。かゆみを感じて、ついつい爪などで頭をかきむしってしまうと、傷口から菌が入りデキモノが発生することも・・・。これまで紹介してきた頭皮トラブルの原因が『乾燥』ということもあるため、頭皮が乾燥しないように気を付けましょう。頭皮が乾燥する主な原因3つを紹介します。
エアコンによる空気の乾燥は、頭皮だけではなく、身体や顔にも現れますよね。頭皮が乾燥しないように、頭皮もしっかりと保湿してあげましょう。
年齢を重ねるうちに、お肌がカサカサしてきたように感じませんか?頭皮も同じで、加齢で皮脂の分泌量が少なくなることがあります。
頭皮のニオイやベタつきが気になることで、洗浄力が強いシャンプーを使用する方がいます。洗浄力が強いシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮の乾燥を進めます。乾燥から頭皮を守るために、皮脂がまた過剰分泌することから、洗浄力が強いシャンプーは悪循環を引き起こします。
フケ
頭皮が乾燥することで起こるとされているフケは、乾燥が原因ではないかもしれません。フケは古くなった表皮の角質が剥がれ落ちたもののことを指します。角質が剥がれ落ちて発生するフケは垢のように小さく、シャンプーをするだけで取り除かれるため、通常は目立つことはありません。しかし、肩にポロポロとフケが落ちている人を見かけますよね。目に見えるフケは、シャンプーやトリートメントの洗い残しが原因だといわれています。シャンプーやトリートメントをした後にしっかりすすぎ流すことができず、頭皮に残っていると、フケに見えるシャンプーやトリートメントの屑がポロポロと肩に落ちることがあります。
頭皮トラブルを解決!?シャンプーを見直そう
頭皮トラブルの主な原因は、皮脂の過剰分泌や乾燥など、頭皮環境の悪さにあります。頭皮環境を整えるために、シャンプーを見直すことが大切。
頭皮環境を整えることができるシャンプーのポイントは4つ。
・アミノ酸が主成分
・ヒアルロン酸が高配合
・弱酸性
・ノンシリコン
シャンプーの役割は頭皮を洗うこと。頭皮をしっかり洗えるシャンプーで、頭皮を清潔に保ち、頭皮環境を整えましょう。
▼4つのポイントをおさえているシャンプーはこちら
アミノ酸が主成分
最近、アミノ酸系シャンプーの商品をよく見かけます。アミノ酸系シャンプーとは、アミノ酸系洗浄成分を配合したシャンプーのことを指します。アミノ酸は髪と同じ成分なので、洗いながら髪に栄養を与えます。しかし、配合されているアミノ酸の量が少なすぎると効果を感じにくいため、アミノ酸が主成分のシャンプーを選びましょう。
保湿ができるシャンプー
お肌の保湿にとても効果のあるヒアルロン酸。スキンケアアイテムに多く使われる成分ですが、実は頭皮にもヒアルロン酸の保湿力はトラブル予防に必要不可欠な成分です。1gで6000mlの水分を保持する力があるヒアルロン酸が配合されているシャンプーは乾燥を防ぎ、過剰な皮脂の分泌を防いでくれます。
頭皮と髪にやさしい!弱酸性
人の健康な頭皮や髪の状態は、弱酸性です。反対に、乾燥・かゆみ・ベタつきなどの頭皮トラブルを抱える不健康な頭皮は、アルカリ性に傾いてしまっています。トラブルのない健康な頭皮を取り戻すためには、頭皮が弱酸性であることが大切。弱酸性のシャンプーを使用することで、アルカリ性に傾いていた頭皮や髪を弱酸性に戻すことができます。
ノンシリコン
指通りを良くするシリコンは、多くのシャンプーに配合されています。シリコンは頭皮に吸着しやすく、毛穴に詰まることがあります。フケの原因として、シャンプーのすすぎ残しを紹介しました。すすぎ残しが起こりやすいシャンプーは、シリコン配合のシャンプーが多いです。頭皮に直接つけて洗うシャンプーは、ノンシリコンを選びましょう。
頭皮トラブルに悩んだら、まずはシャンプーを見直してみて!
頭皮トラブルの原因や解決方法について解説してきました。自分には関係がない!と思っていても、気が付いていないだけかもしれません。今使用しているシャンプーが、実は頭皮トラブルの原因だったということも…。シャンプーは毎日頭皮に直接つけるため、頭皮に大きな影響を与えます。頭皮環境を整えるためにも、頭皮に優しく、しっかり頭皮を洗う事のできるシャンプーを選びましょう。
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