ヘアケア

髪の静電気対策とは?サラツヤヘアを持続しよう

顔に髪がまとわりついたり、ヘアスタイルがうまくきまらなかったりと、何かと悩まされる静電気。静電気が発生すれば、どこか憂鬱な気分になってしまいます。では、髪の静電気はどのようにして起きるのでしょうか。今回は静電気が発生する理由と対策方法についてご紹介します。

静電気が発生する原因

静電気が発生する原因は季節や乾燥、身につける衣類などさまざまです。ここでは静電気が発生する原因について詳しく解説します。

髪が乾燥している

静電気はお肌(頭皮に限らず皮膚も)や髪が乾燥していると起こりやすいことを知っていましたか?静電気は身体の水分や空気中の水分を伝って自然に逃げます。しかし頭皮や髪が乾燥していると、静電気が逃げにくく身体に留まります。そのため静電気が発生しやすくなるのです。

服などによる摩擦

人や物など、身の回りにあるものは全てプラスとマイナスの電気を保有しています。通常、プラスとマイナスが同じ数だけあれば静電気が起こることはありません。しかし、衣類の擦れなどの摩擦が起こるとプラスイオンを帯びやすくなり、電気の数を同数に戻すためにパチッと静電気が走るのです。特にウールやポリエステルなどの生地は静電気が発生しやすいため注意が必要です。

空気の乾燥

秋から春先にかけて、空気が乾燥します。静電気は空気中の水分を伝って自然に逃げるため、空気が乾燥していると身体に留まり、静電気が逃げにくく身体に留まります。その結果、ヘアスタイルがきまらなかったり、切れた短い毛(アホ毛)が目立つのです。

髪の静電気対策

コームやブラシ3本

静電気が発生する原因を知って、髪の静電気対策をしましょう。日常的に取り組めるものばかりなので、この機会にしっかりと押さえ、髪の静電気発生を予防しましょう。

髪の潤いをキープ

髪に潤いを与えるためには、日頃のヘアケアを見直すことが一番の近道保湿ができるシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントなどに変えてみましょう。

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静電気の起きにくいブラシを使う

静電気が起こりやすいブラシがあることを知っていますか?ナイロン製のブラシは特に静電気が起きやすくなってしまいます。日常的に使うブラシを見直し、静電気の起きにくいタイプを取り入れましょう。天然毛のブラシであれば、豚毛や猪毛を使っていることから静電気が起こりにくいです。

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加湿器を取り入れる

オフィスや外出先であれば、エアコンが常時付いているため、乾燥が気になることも少なくありません。ミニタイプの加湿器などを取り入れるなど湿度を気にかけてみましょう

ナイロン素材などの寝具や衣類は避ける

静電気を避けるためには、身に着ける衣類はもちろん寝具にも気を付けましょう。特にナイロンやポリエステルの素材は静電気が発生しやすいため要注意。寝具や衣類はシルク、麻、コットン素材を選ぶことで、静電気の発生を予防できます

ドライヤーのあて方を変える

洗髪したあとのドライヤーも見直してみましょう。髪はしっかり乾かさないといけないと考えている方は多いはず。確かに、洗髪後の髪は乾かすことが大切です。しかし同じ箇所にドライヤーをあててしまう方法は控えましょう。同じ箇所に長時間ドライヤーの熱を当ててしまうと、髪に必要な水分までも乾かしてしまい、髪の乾燥を招きます。このように、ドライヤーで髪を乾かしすぎてしまうことを『オーバードライ』と呼びます。オーバードライにならないために、髪の根元から毛先に向かって乾かすことを意識しましょう。また、髪の温度が高温にならないよう、温風と冷風を交互に使い分けながら髪を乾かすと、オーバードライを防げます。髪が乾いたかを判断するには、温風・冷風をあてた後の髪を触ってみることです。少し濡れているうに感じても、指に水分がつかなければ髪の毛は乾いています。

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夏の静電気対策を取り入れて、健やかな髪をキープしよう

髪の長い女性の後ろ姿

夏の静電気から髪を守るためには、静電気の起きにくい豚毛や猪毛ブラシを使う、ドライヤーのあて方を変えるなど基本的なケアから見直すことが大切です。その他にも、髪や頭皮が夏でも乾燥しないように加湿器を取り入れたり、静電気の発生しにくい衣類を身につけるのもおすすめです。本記事でご紹介した方法を取り入れながら、健やかなサラツヤヘアを持続させましょう。

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。