かゆみやベタつきなどの頭皮トラブル。
空気が乾燥したり汗をかく季節に悩まされることが多いため、空気の乾燥や湿度がトラブルの原因だと思っていませんか?
実のところ、頭皮トラブルの主な原因は、頭皮をしっかり洗うことができていないことです。
毎日シャンプーをしているから大丈夫!と思っていても、正しく洗うことができていないと、汚れが落とせないことも。
今回は、頭皮の汚れを落とせる正しいヘアケア方法とシャンプーについて解説します。
毎日しっかり洗ってるから大丈夫!という方も、自分のヘアケアが間違っていないか一緒に確認してみましょう。
頭皮汚れの正体
頭皮の汚れといってもさまざま。
頭皮汚れの正体は『皮脂や垢などの汚れ』『外からの汚れ』の2つに大きく分けることができます。
それぞれの正体について解説します。
皮脂や垢などの汚れ
皮脂や垢などは、体内から自然に排出される汚れです。
皮脂は頭皮を乾燥から守る役割がありますが、余分な皮脂は汚れとなります。
皮脂が過剰に分泌されていたり、シャンプー時に余分な皮脂を洗うことができていないと毛穴がつまってしまうことも。
毛穴に皮脂が詰まると、皮脂は酸化し、ニオイを発生させたりべたつきを引き起こす原因となります。
外からの汚れ
「汗をかいていないから大丈夫!」「今日は汚れることをしていないから…」といって、シャンプーをせずに眠っていませんか?
実は、外出先では目に見えないホコリや排気ガスなどが、髪や頭皮に付着しています。
汚れを放置したままシャンプーをせずに眠ったりすると、頭皮環境が悪化し、かゆみやベタつきなどの頭皮トラブルを引き起こす要因になることもしばしばあります。
1日1回はシャンプーを
汚れていないように見えても、実は頭皮や髪の毛には多くの汚れが付着しています。
そのため、1日に1回は必ずシャンプーをするようにしましょう。
汚れていない、汗をかいていないと思っていても、夜寝ている間に汗をかいていることがあります。
汚れが残っている状態で寝て汗をかけば、頭皮が蒸れ、頭皮環境が悪化。
余分にトラブルを引き起こしてしまう可能性が高まってしまいます。
汗をかかなかった、目に見えた汚れがなかったとしても体調不良の時以外はシャンプーをしてから寝る習慣を身につけましょう。
頭皮汚れを放置するとどうなる?
毎日シャンプーをしていても、正しく頭皮を洗えていないと頭皮汚れが蓄積し、結果的に汚れを放置してしまうことになります。
汚れや皮脂が蓄積した状態を放置しておくと、知らず知らずの間にトラブルに見舞われてしまう可能性が高くなってしまいます。
頭皮汚れを放置すると、どのようなトラブルがおこるのかご紹介します。
かゆみなどのトラブルの引き金に
皮脂などの汚れが放置されると、雑菌が繁殖し、炎症が起きることが。
炎症を起こしている頭皮は赤くなり、ひどくなると強い痒みを感じることもあるのです。
毛穴に詰まった皮脂汚れを放置すると、ニキビなどのトラブルが発生することもあります。
薄毛につながることも
皮脂汚れなどは毛穴に詰まることがあります。
毛穴に汚れが詰まると、毛穴の形がゆがみ、不健康な髪が生えてきます。
不健康な髪は、細く抜けやすいため、薄毛の原因につながることがあります。
毎日シャンプーしていても汚れは落ちていない?効果的な洗い方
毎日しっかりシャンプーをしているつもりでも、頭皮に汚れがたまっていることがあります。
それは、間違った方法でシャンプーをし、頭皮の汚れを落とし切れていない可能性があります。
正しく効果的なシャンプーの仕方をお伝えするので、今の方法が間違っていないか見直してみてください。
①シャンプー前のブラッシング
お風呂に入る前には、必ずシャンプー前のブラッシングをおこないましょう。
シャンプー前のブラッシングにはメリットがあります。
・髪の毛や頭皮に付着している大きな汚れを取り除くことができる
・予洗いがしやすくなる
・シャンプー時の髪の絡まり(摩擦ダメージ)を予防する
このようにメリットが多いシャンプー前のブラッシングですが、注意しておきたいポイントもあります。
「ブラッシングはいきなり根元からは行わず毛先から徐々にほぐす」ようにブラッシングを行うこと。
根元からブラッシングすると、髪の毛が絡まっている部分がひっぱられ、切れたり抜け毛の原因となります。
ブラッシングは力任せで行わないようにしましょう。
②シャンプーの方法
正しいシャンプーの方法をご紹介します。間違った仕方をしていないか、一緒に確認してください。
・シャンプー前の予洗いは入念に行うこと(髪の中に指を入れて5分程しっかり頭皮をすすぎましょう)
・シャンプーは泡立てず頭皮に直接塗布
・手についているシャンプーは手のひら全体でのばし、指の腹を使ってマッサージするように頭皮でシャンプーを泡立てる
・すすぎも入念に行うこと
予洗いをしっかり行っていれば、汚れの7割は落とせると言われています。
予洗いには十分な時間をかけましょう。
シャンプーの役割は『頭皮を洗う』こと。
シャンプーは必ず頭皮に直接塗布して、頭皮で泡立てましょう。
正しいシャンプー選び
頭皮や髪の毛の汚れを落とすにはシャンプーの仕方も大切ですが、シャンプーを見直すことも必要です。
髪や頭皮に合っていないシャンプーを使い続けると、正しくシャンプーをおこなえていても、トラブルを引き起こす可能性があります。
特に気を付けたいのが、汚れをしっかり落とすことができる『洗浄力の強いシャンプー』。
洗浄力の強いシャンプーは、必要以上に皮脂を取り除いてしまうため、オススメできません。
皮脂が必要以上に取り除かれると、頭皮が乾燥したり、逆に乾燥から頭皮を守ろうと皮脂の分泌が過剰になってしまいベタつきの原因につながることがあります。
では一体、どのようなシャンプーを選ぶと良いのでしょうか。
ここでは、頭皮と髪の毛に良いシャンプーを選ぶ際に外せないポイントをご紹介します。
ポイント①アミノ酸が主成分
頭皮や髪の毛と同じ成分である、アミノ酸が主成分のシャンプーは、適度な洗浄力で汚れをしっかり落とすことができるためオススメです。
また、アミノ酸が主成分のシャンプーであれば、洗いながら頭皮に栄養を与えることができます。
保湿力の高いヒアルロン酸
多くのスキンケアアイテムに使われているヒアルロン酸は、1gで6000mlの水分を保持することができ、保湿効果がとても高い成分です。
ヒアルロン酸がシャンプーに配合されていることで、乾燥から髪や頭皮を守ってくれます。
頭皮も体の一部!日ごろのお手入れが大切です
お肌のお手入れはしっかり行っていても、頭皮のお手入れまできちんとできている方は少ない傾向にあります
お肌のお手入れと同じように、頭皮も日ごろからお手入れをすることが大切。
正しくケアすることで、トラブルを予防することができます。
この機会にシャンプーの方法を見直したり、使っているシャンプーの成分に注目し頭皮と髪の毛の健康を守りましょう!