ヘアケア

こんな美容室は選んじゃダメ⁉パーマで髪が傷む理由とは!|A-st(中間酸リンス)

パーマをかける人の多くはヘアカラーもしているため、髪がかなり傷んでしまいますよね。だからといって、パーマをやめたくない人も多いはず。
美容室で相談しても「パーマとカラーの両方すると傷むのはしょうがない」と言われて、諦めてダメージありきで施術されている方もたくさんいます。

でもちょっと待ってください!
その髪の傷み、諦める必要はありません!
髪を傷ませずにパーマをかける方法があります。
傷まないパーマをしている美容室をしっかり選びましょう。

できることならパーマもカラーも両方したい!
そんなあなたにピッタリな美容室の選び方をお教えします!

パーマってどんなことをしているの?パーマの仕組みを知ろう

普段パーマをしてもらっていても、仕組みまでは知らないですよね。
まずはパーマの仕組みを知りましょう。

パーマは「1液」「2液」と呼ばれる2つの薬剤を使って形を作ります。
まず髪の毛に1液を塗り、しばらく置いてから1液を落とすために髪の毛を水洗します。
そのあとに2液を塗って仕上げていく、というのがパーマの工程です。

一番最初に塗る1液は、キューティクルを開かせ髪の毛のタンパク質の結合を切る役割を担っています。
1液は強力な薬剤なので髪や頭皮に残っているとトラブルの原因になるため、しっかり洗い流します。
髪に2液を塗り、1液で切ったタンパク質の結合をカーラーなどを巻いた状態で結び直すことでカールの形ができる仕組みです。

こんな美容室は選んではダメ!?そのポイントとは

パーマの仕組みがわかったところで、早速「パーマで髪が傷みやすい美容室」の特徴をご紹介します!
実は、パーマで髪が傷む美容室かどうか簡単に分かる方法があります。
それは、施術後のパーマの臭いです!
パーマのあと独特なニオイ…。あの臭いがきつ過ぎたり、数日以上残ることがありますよね。
施術後はさほど気にならなかったとしても、お風呂場で髪の毛を濡らしたときニオイを感じることもあったり…。
実はあのニオイがキツイほど、避けたほうが良い美容室なのです。

なぜなら…

しっかり落とさないといけない1液が落とせていないから!

パーマ後のあのニオイの正体は、1液のアルカリです。
施術後ニオイがきつく残っている場合、「1液」が落としきれていません。
1液を落とすために、2液を塗る前に水洗い(中間水洗)をしなくてはいけません。

ただ、水洗いだけでは落としきれないことも多く、しっかり水洗いをせずに2液を塗る美容室もあります。

なぜしっかり水洗いをしないのか。
その理由は2液が酸性だからです。
酸性の2液があれば、1液処理でアルカリに傾いた髪や頭皮を弱酸性に引き戻すことができるため、水洗い自体必要ないと考えているからなのです。
しかし、2液ではアルカリを中和することができず、残ってしまっていることがほとんど。なのでこのように考えている美容室は選んではいけないのです!

なぜ弱酸性に戻さないとダメ?アルカリと弱酸性とは

先ほどから「アルカリから弱酸性に戻す」とお伝えしております。
それは正確には、髪を弱酸性に戻す必要があるという意味です。

人の健康な状態は髪も頭皮も弱酸性です。
パーマ1液はアルカリ性なため、髪や頭皮に塗布するとアルカリに傾きます。
傾いたまま放置することで余計なトラブルを招くことも…。
しっかり弱酸性に戻すことが大切です。

傷むパーマはトラブルだらけ?髪を傷ませずパーマをする方法とは

「1液をしっかり落とすことが大事」だということはお伝えしましたが、1液が落としきれていないと実際どんなことが起こってしまうのでしょうか。

髪や頭皮に起こっている悩みは、美容室選びの失敗が原因かもしれません。

■1液を落としきれていないとどんなことが起きるのか…

1液をしっかり落としていないと髪や肌にトラブルが起こります。

・乾燥
・かゆみ
・湿疹
・髪の毛の傷み
・頭皮の老化(頭皮ごと顔がたるむなど)
・褪色が早い(カラーもしている場合)

頭皮のかゆみや湿疹で悩まされている方は、パーマの施術が原因のことも。
他にも「パーマやカラーをしているから、髪の傷みや褪色が早いのは仕方がない」と思っている方は、諦める必要がないかもしれません。

このようなトラブルを避けるためにも、しっかりと1液は落とさないといけないのです。

いい美容室は使っている!A-st(アルカリストップ)とは

パーマ1液をしっかり落とすことが大切だと、お伝えしました。
髪のことを真剣に考える美容室では、1液を落としきるように心がけています。
しっかり落としきるために、水洗いだけではなく、中間酸リンスを取り入れている美容室もあります。

中間酸リンスとは!?どうして使っていない美容室があるの?

1液をしっかり落とすために、2液を塗る前に水洗いすることが大切
しかし水洗いだけでは落としきれていないことがよくあります

しっかり落としきるためには「中間酸リンス(バッファー剤・中間処理剤)」と呼ばれる薬剤を使うと良いのですが、多くの美容室は使っていません。

その理由は、これまで中間酸リンスを良いものであると実感しなかった美容師さんが多いからです。

美容師さんは施術後の仕上がりをとても気にします。
中間酸リンスを使用すると、髪がごわついたり、軋んだり、硬くなったりした経験があります。

しかも中間酸リンスは希釈タイプなので、1液を落としきれないため、せっかく使っても髪や頭皮にダメージがしっかり残ることがあります。
だから多くの美容師さんは中間酸リンスを使用しないのです。

美容師さんも大注目!中間酸リンスの価値観が変わる!|A-stパーマをかける時に使用する薬剤には「1液」と「2液」があり、1液を塗布したあと、いったん薬剤を落とすために髪の毛を洗い流します。そのあと2液を髪に塗布する、というのが一般的なパーマの流れ。 一番最初に塗布する1液はかなり強い薬剤です。なので1液のあとの洗髪では、しっかり薬剤を落とさないといけません。 そこで登場するのが中間酸リンス。すすぎだけではしっかり落とせない薬剤も、中間酸リンスを使うことできちんと落とすことができるのです。しかし中間酸リンスを使ってパーマをかけることにあまりいいイメージを持っていない方もいます。 ですが今は、中間酸リンスに対する価値観が変わってきており注目されています! もちろんそれには、きちんとした「ワケ」があります! ここから先は、中間酸リンスを良く思っていない美容師の方にもぜひ読んで頂きたいです! ...

美容師大絶賛!A-st(アルカリストップ)とは!

1液を落としきるために中間酸リンスを使った方がいいとは思うものの、その効果を実感できないうえ、仕上がりが悪くなる。
中間酸リンスは、多くの美容師さんの悩みの種でもありました。
しかしA-stが登場したことにより、美容師さんたちがその実力に絶賛してもらえるようになりました。
A-stとはどのようなものか、なぜ美容師さんに支持されるのかお教えします。

髪や頭皮のダメージ対策にも!1液をしっかり落とせる中間酸リンス

A-stは中間酸リンスです。
原液で使うことのできる唯一の中間酸リンスであるため、しっかり1液を落としきることができます。
そのため、希釈するタイプの中間酸リンスと比べ、髪や頭皮にダメージが残ることはありません。

A-st以外の中間酸リンスは希釈タイプ(水で薄めるタイプ)のものばかり。
水で薄めすぎると中間酸リンスとしての効果は実感できません。
希釈タイプは、効果が実感できないうえに、仕上がりも悪いため中間酸リンスを使わない美容室が多いのです。

一方でA-stは原液のまま使うことができるので、本来の中間酸リンスの効果を(仕上がりが良くなり、パーマが長持ちして髪や頭皮の傷みを軽減する)実感できます!

仕上がりも良くなる!パーマも長持ち!いいことだらけのA-st

A-st以外の中間酸リンスを使用すると、髪の毛がゴワついたりきしんだり、硬くなってしまうことが多々あります。
特に、希釈せずに原液で使うと髪の状態が良くありません。

しかしA-stは原液で使うタイプですが、以下のような効果があります。

・原液で使うのに仕上がりがいい
・アルカリから酸性へゆっくり戻すから仕上がりが◎
・ニオイがとれる!

このような効果がでる秘密は、使用している酸が「乳酸」だからです。
詳しい秘密はこちら
今までの中間酸リンスのイメージを覆してしまうほどすごいところがたくさんあるのです!美容室をしっかり見極めれば傷まないパーマは実現できる!!
1液をきちんと落とせないと様々なトラブルが起こることをご説明しました。

美容室を選ぶときのポイントを再度まとめてみましょう!

・1液をしっかり落としている
・中間酸リンスを使っている

この2つがとても重要です。

でも実際は中間酸リンスを使っていない美容室も多く、使っていても原液のまま使っている美容室が少ないのが現状…。
美容室を利用する私たちからみれば、中間酸リンスを使っているのか1液をしっかり落としているのかを見極めることも実際には難しいですよね。
そんな中でも唯一私たちでも判断することができるのが「ニオイ」です。

パーマ後特有のニオイが残らない、髪の毛を濡らしても感じない美容室を選ぶようにしましょう!

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。