もともと髪の毛が細い方もいれば、年齢とともに細くなってしまった方など、髪の毛が細いことに悩まれている方はたくさんいます。
髪の毛が細いと、ボリュームのない髪の毛は望むようなスタイリングができなかったり、薄毛のように見えて老化を感じさせることもあるため、なんとかしたいと思うものですよね。
今回は、細くなってしまった髪の毛にハリやコシを取り戻すにはどうしたらいいのか、またボリュームを出すコツ、オススメの方法などご紹介していきます。
髪が細くなるとボリュームが出なくなるのはなぜ?
髪の毛のボリュームが出なくなる原因の一つとしてあげられるのが、「髪の毛が細くなる」ということです。
なぜ、髪の毛は細くなってしまうのでしょうか。
髪の毛が細くなる原因
体質
髪の毛の太さは人それぞれ違いますが、もともと髪の毛が細い方は髪にボリュームがでいにくい状態です。
ストレス
心身共にストレスがかかった状態は、自律神経を乱れさせます。
自律神経の乱れは、血の巡りを滞らせ健やかな髪の毛の成長に必要な栄養が行き届きにくくなるため、髪の毛が細くなってしまうのです。
また、ストレスは活性酸素を増加させる要因にもなることから、老化を早めることにもつながります。
加齢
年齢とともに、髪の毛のハリやコシがなくなりボリュームダウンしたことで、髪の毛が細くなったように感じることがあります。
抜け毛が多いわけではなく、ボリュームがなくなったと感じるときは、ハリやコシが失われていると言えるでしょう。
食事
タンパク質やミネラル、ビタミンなどバランスのとれた食事は髪の毛にもしっかり栄養を与えてくれますが、食事のバランスが乱れていると、髪の毛に必要な栄養が不足し髪の毛が細くなります。
また脂質の多い食事は、皮脂の分泌が多くなり、毛穴をふさいでしまうため髪の毛の成長を妨げることにつながります。
ダメージ
ダメージを放置すると、髪が細くなったように感じることがあります。
ダメージはのある部分は、キューティクルが剥がれたり傷ついていることがあります。
髪の水分や栄養分は、キューティクルが剥がれた部分から流れ出します。
栄養分や水分が流出した髪はハリやコシがなくなるため、太く直毛だった髪がうねりだし、切れやすくなる現象が起きます。
髪の毛にハリとコシを取り戻すと細毛が改善されることも!
ダメージが原因の細毛の方は、髪のハリとコシを取り戻すことで、細毛悩みが改善されることがあります!
ダメージが原因でない方も、ハリとコシを取り戻すと、髪の毛のボリュームがでます。
しかしハリやコシはどのように取り戻して良いかわからないですよね。
ここでは、普段のお手入れの中でボリュームを取り戻すための対策ポイントをいくつか紹介します。
毎日のブラッシングがカギ
髪の毛の絡まりをほどくためだけがブラッシングではありません。
ブラッシングは血行を良くしてくれるお手入れ方法のひとつ。
ヘアブラシの先が頭皮を刺激してくれるため、血行が促され頭皮環境を整えることができます。
また、シャンプー前のブラッシングは、汚れやホコリを取り除き、髪のもつれがなくなります。
もつれのない髪でシャンプーをすることで、毛先にまでしっかりとシャンプーに含まれている栄養を行き渡らせることができます。
頭皮マッサージもオススメ◎
シャンプーの際は、指の腹を使って頭皮マッサージをするようにシャンプーをしてみてください。
頭皮を揉むようにマッサージすることで血行が良くなるほかにも、毛穴につまった皮脂や汚れをしっかりと取り除くことができます。
つまりのない毛穴は、シャンプーに含まれる栄養をしっかり取り込んでくれるため、さらに健やかな髪の毛へと導いてくれるのです。
生活習慣を見直す
不足しがちな野菜を中心に、お肉やお魚もバランスよく、炭水化物もしっかり摂りましょう。
また、ストレスが溜まらないよう趣味や癒しの時間を積極的に作ること、身体を適度に動かす時間も作りましょう。
ストレッチやヨガなど、激しい運動でなくても毎日できるようなものを継続して行っていくことが大切です。
細い髪の毛は絡まりやすい!絡まることでさらにハリやコシが減少することも…
細い髪の毛は絡まりやすいため、切れ毛の原因になることがあります。
絡まった髪の毛を力まかせに引っ張ることで、髪の毛が切れます。
髪は美容室で使われるハサミではなく、引きちぎられると、髪のキューティクルは傷つきます。
すると、その部分から水分や栄養分が流出し髪が細くなり、ハリやコシが減少してしまうのです。
ここでは、ハリやコシが減少する髪の絡まり。
髪が絡まる原因や、髪の絡まりを防ぐことができる原因に合ったおすすめのへアケアグッズをご紹介します。
静電気に気をつけて
秋から冬にかけておきやすい静電気。
静電気は4000~5000Vもの電流が流れることを知っていますか?
場合によっては、20000Vもの電流が一瞬のうちに流れることもあると言われています。
静電気は、髪の表面のキューティクルを破壊します。
そこから潤いが逃げてしまうためハリやコシがなくなります。
さらに髪の毛の乾燥やダメージが進んでしまうことから、髪の毛も切れやすい状態です。
空気の乾燥や髪の毛自体の水分が不足することで、静電気はさらに起きやすくなります。
キューティクルを保護すること、水分と栄養分をしっかりと髪の毛に与えていくために、髪と同じ成分であるアミノ酸や保水力の高いヒアルロン酸が高配合のシャンプーを使いましょう。
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ブラシの素材にも注目
ブラッシングは髪の毛に潤いや適度な刺激が頭皮に加わり、血行促進につながります。
ただ、ブラシの素材が天然毛100%であることが必須。
天然毛のブラシは、適度な油分が含まれているため、ブラッシングをするたびに潤いを与えてくれます。
ナイロンやプラスチック製のブラシは静電気を引き起こす原因でもあり、頭皮に直接あたる部分が硬すぎるため、頭皮を傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。
濡れた髪の毛をとく際には、目の粗いプラスチック製のコームがおすすめですが、普段のブラッシングでは天然毛のブラシを使いましょう。
髪の毛が細くならないようにお手入れを工夫してみましょう
年齢を重ねるごとに細くなる髪の毛、ストレスや食事の偏りで細くなる髪の毛などいくつか原因はあるものの、どの原因にも共通して言えるのが髪の毛の「ハリとコシ」がポイントだということ。
ハリとコシを取り戻すことができれば、髪の毛のボリュームが減ったように感じることはなくなります。
髪の毛のハリやコシは、頭皮と髪の毛にしっかりと栄養を与えることで取り戻すことができます。
この機会にぜひ、普段使っているヘアケアアイテムを見直しましょう!