くせ毛

なぜ髪の毛がぴょんぴょん出てくるの?抑えるにはどうしたらいい?原因を知り疑問を解決!

頭の上から出てくるぴょんぴょんしている髪の毛。
一般的には「アホ毛」と呼ばれ、目立ってしまうことがあるため気になってしまう女性がたくさんいます。
上手にスタイリングができても、アホ毛が出ているだけで印象が変わってしまうこともありますよね。

今回は、多くの女性が悩んでいるアホ毛について、原因や抑える方法など詳しく解説していきます。

アホ毛が出る原因とは

アホ毛が出てしまう原因はいくつかあります。

・髪のダメージや切れ毛
・髪の成長過程

大きく分けてこの2つになりますが、それぞれ詳しく解説していきます。

髪のダメージ・切れ毛

ヘアダメージで生じてくる切れ毛がアホ毛となって表面へ現れます。

強引にブラッシングをしたりドライヤーやアイロンの使い過ぎによる髪ダメージは、髪表面のキューティクルを壊すことにつながり、キューティクルが壊れた髪の毛はとても脆く、髪が切れやすくなります

また、空気が乾燥している時期やナイロやプラスチック製のブラシは静電気が起こりやすく、静電気で髪の毛が切れてしまうことも
頭頂部付近で切れてしまった髪の毛は、ひょっこり顔を出しアホ毛となって目の前に現れてしまうのです。

生えている過程の髪の毛

髪の毛は成長期⇒退行期⇒休止期というヘアサイクルを繰り返しながら生え変わっています。

ヘアサイクルは人それぞれ異なりますが、何年もかけて生まれ変わっていき、同じように見える髪の毛も、生えてきたばかりの髪の毛も中には混ざっている状態です。
そのため、生えてきている途中の元気な髪の毛は、アホ毛として表面へ飛び出してきてしまうことがあるのです。

アホ毛が出ない髪の毛にするには

ひょっこりと成長過程の髪の毛が出てきてしまうのは仕方がない部分もありますが、少しでもアホ毛を抑えるためにはどうしたらいいのでしょうか。

切れ毛を作らない

アホ毛の原因のひとつである「切れ毛」。
まずは切れ毛のない髪の毛を作ることがアホ毛対策にとても大切です。

・無理な力でブラッシングをしない
・ナイロンやプラスチック製のブラシは使わない(髪の毛が乾いているとき)
・ドライヤーやアイロンを正しく使う
・キューティクルを保護する

これら4つのポイントを抑え、切れ毛ができないよう普段のお手入れから気を付けていきましょう。

アホ毛を見つけたらどうしたらいい?

「スタイリングをしている最中にアホ毛を見つけてしまった!」そんな時はどのように対処したらいいのでしょうか。

アホ毛の部分を湿らせて軽くブロー

アホ毛が出てしまった部分を湿る程度に濡らし、再度軽くブローしましょう。
直接水道水を付けるよりも、ミスト容器等を使ってふきかけるようにすると均一に髪の毛が濡れ、濡らしすぎを防止することができます。

また、アホ毛が出てきた根元を手で抑えながらブローすると、根元の浮きあがりが落ち着いてアホ毛が収まるようになります。

アウトバストリートメントで整える

ピンクイメージのヘアケアセット

軽くブローしアホ毛が落ち着いた段階で、アウトバストリートメントを使って整えてあげるとさらにアホ毛が落ち着きます。
アウトバストリートメントは、髪の毛の潤いを保つ成分が配合されていて、キューティクルを保護してくれるものがオススメ
外の刺激で髪内部の水分や栄養分が逃げ出さないよう、キューティクルを閉じ、まとまりのある髪へと導くことができます。

▼おすすめの洗い流さないトリートメントはこちら

アホ毛の出にくい髪の毛にするには?

アホ毛を見つけたときの対処法で抑えたものの、気付いたらまたひょっこり飛び出していたなんてこともありますよね…。
ご紹介した方法は、あくまでも応急処置。
そのため、根本からケアをしていくことがアホ毛対策に一番必要だと言えます。

シャンプーやトリートメントの見直し

普段使っているシャンプーの成分にはどのようなものが含まれていますか?
シャンプーの中には洗浄力の強い成分が配合されていることがあります。
洗浄力の強いシャンプーを使用するとスッキリしますが、髪と頭皮を守るための皮脂や油分までも洗い流してしまいます。
すると、髪の毛の保護力が弱まりキューティクルが壊され、切れ毛を作る原因となります。

シャンプーは

・髪の毛と同じ成分のアミノ酸が主成分
保湿力の高いヒアルロン酸が高配合

のものを選びましょう。

必要な潤いを残しながら汚れはしっかりと落としてくれます。
さらに、ヒアルロン酸が髪内部の水分を保持してくれるため、ダメージによる切れ毛を予防することができるのです。

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ドライヤーのかけ方を見直す

濡れている髪の毛はキューティクルが開いている状態で、とてもデリケート。
傷つきやすいため、しっかりと乾かしキューティクルを閉じることが大切です。
ですが、髪の毛の乾かしすぎも髪ダメージにつながってしまいます。

ドライヤーは

根元から毛先へ
・髪内部が高温になりすぎないように冷風と温風を交互に
指で触って水分がつかなければ少し湿っていても乾いている証拠
強風を使って乾かさない
・手ぐしで髪を下方向へ引っ張りながら乾かす

ちょっとしたポイントを抑えるだけでドライヤーによる髪ダメージを軽減でき、さらにアホ毛のでにくい髪に仕上げることができます。

根本からケアをすることでアホ毛は抑えられる

アホ毛は再度濡らして軽くブローしたり、アウトバストリートメントを上手に使うことで、応急処置ができるため、アホ毛が出てしまったからと言って落ち込むことはありません。
ですが、根本的なケアをしていかない限り、ダメージによるアホ毛は出続けてしまいます。

せっかくのスタイリングが台なしにならないためにも、普段のお手入れを見直し、アホ毛のないまとまりのある髪へと導いてあげましょう。

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。
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