パーマをかけるとき髪の毛に薬剤を塗布しますが、薬剤には「1液」と「2液」があります。
1液を塗布したあと、いったん薬剤を落とすために髪の毛を洗い流します。
そのあと2液を髪に塗布する、というのが一般的なパーマの流れ。
一番最初に塗布する1液はかなり強い薬剤です。
なので1液のあとの洗髪では、しっかり薬剤を落とさないといけません。
そこで登場するのが中間酸リンス。
すすぎだけではしっかり落とせない薬剤も、中間酸リンスを使うことできちんと落とすことができるのです。
ただ美容師さんの中には、中間酸リンスを使ってパーマをかけることにあまりいいイメージを持っていない方もいます。
それには理由があります。
中間酸リンスの効果を実感したことがなかったり、仕上がりに影響を及ぼす可能性があるため、中間酸リンスを使う価値がないと思われているからです。
ですが今は、中間酸リンスに対する価値観が変わってきており注目されています!
もちろんそれには、きちんとした「ワケ」があります!
ここから先は、中間酸リンスを良く思っていない美容師の方にもぜひ読んで頂きたいです!
中間酸リンスの効果とは?
冒頭から「中間酸リンス」という言葉が何回か出ていますが、中間酸リンスがなにかわからない方も多いですよね。
中間酸リンスとは、パーマの施術に使うアイテムのひとつ。
「パーマの1液を落としきるために使う」ものなのですが、もし1液をしっかり落としきれていなかった場合、どんなことが起こるのか想像できますか?
・髪の毛が痛む
・パーマが早く落ちる(持ちが悪い)
・パーマ液の独特なニオイが残る
・頭皮がかぶれたりトラブルが起こる
なんと、1液をしっかり落とさないとこのようなことが起こってしまいます!
だから、しっかり落とさないといけないのです。
1液を落としきることができたら髪や頭皮のトラブルが起こりにくくなり、あの独特なニオイもなくなります。
しかもカールもキレイに出て長持ちするのです!
ただ1液を落とすのにほとんどの美容院ではシャンプー台でしっかり水洗いしないことが多く、落としきれていないことがあります。
もしパーマ後にあの独特なニオイを感じたときは、1液をしっかり落としきれていないということになるのです。
それくらい、1液はとても強い薬なので、中間酸リンスを使うべきなのです!
どうして使っていない美容室があるの?
中間酸リンスを使った方が髪にも頭皮にもいいのに、なぜ多くの美容師さんは使ってこなかったのでしょうか。
それは中間酸リンスを使うことで思ったように仕上がらず、必要だと思えなかったから…。
なぜそんなことが起こってしまったのか、それには理由があります。
使う必要性を感じない
中間酸リンスは水で薄めて使うタイプ(希釈)がほとんど。
水で薄めることで効果は半減、水で薄めれば薄めた分だけ効果が弱くなってしまうため、効果が実感できにくくなります。
そのため、使う意味を感じられずすすぎで1液を流す美容師さんが多いのです。
仕上がりが悪くなる
美容師さんの言う「仕上がり」とは、パーマやカラーなどの仕上がりです。
髪の毛の質感やお客様の希望通りの髪型に仕上がっているかが美容師さんにとっては重要です。
パーマによって髪がゴワついたり硬くなったり、パーマのかかりが悪くなるような可能性があるものは使いません。
仕上がりを重視するからこそ、それを左右する可能性のある中間酸リンスは使わない、となるのです。
これまでなかった乳酸パワー!原液で使う中間酸リンス?
これまで美容業界であまり重要視されていなかった「中間酸リンス」ですが、なぜ今注目されているのでしょうか。
中間酸リンスの中でも「A-st」がもつ他社にはないポイントをご紹介します!
■ポイント⓵A-stは原液で使う
中間酸リンスは薄めるタイプしかなく、薄めすぎると効果が実感できません。
中間酸リンスの効果を実感するには原液で使うしかないのですが、原液で使えば仕上がりが悪くなるので、原液で使うことはありません。
でもA-stは唯一原液で使える中間酸リンス!だから効果が実感できるのです。
■ポイント②酸のなかでも「乳酸」を使っている
A-stが原液で使えるのには理由があります。
それは酸は酸でも「乳酸」を使っているからです。
他社の中間酸リンスはクエン酸がほとんどで、これらの酸はアルカリから一気に酸性へと戻してしまうので、仕上がりがゴワついたり硬くなります。
でも乳酸はゆっくり酸性へと戻してくれるので仕上がりはソフトでしなやか!
アルカリから酸性へ戻るときに早く戻るかゆっくり戻るかの違いが、仕上がりに大きく影響するのです。
中間酸リンスでもA-stの乳酸はゆっくり戻る「酸」なので、美容師さんもお客様も大満足の仕上がりへと導くことができます。
A-stを使うとどんな効果があるのか
中間酸リンスでも「A-st」を使うことで、すすぎだけで1液を落とそうとするよりも様々な効果が実感できます。
乳酸を使った原液だからこそ
・パーマをかけても髪の毛の指通りがよくきしまない!
(ギシギシしたりパサつきがない)
・パーマ特有のニオイがなくなる
(数日続くことがあるニオイがパーマをかけたその日からしない)
・ウェーブがしっかり出てカールが長持ちする
・ロッドが大きいカーラーでも形がしっかり定着!
大きめのゆるウェーブもばっちり◎!
今までのパーマは、デメリットをある程度受け入れるしかありませんでした。
ですがA-stを使うことでデメリットがなくなるので、使わない方がもったいないです。
A-stは薬剤を選ばない!
A-stは1液2液を選ばないので、より強い1液で臭いが残りやすい物でも、臭いが残りにくいのも注目されている理由のひとつ!
臭いがしっかり取れるのは、美容室にとっても大変魅力的です。
A-stが注目されるポイントをはじめ、他の中間酸リンスと何が違うのかなど多くのことをお伝えしました!
A-stを使うことで
★今までの経験からイメージしていた中間酸リンスの価値観が変わります!
★A-stだからこそ、1液と2液の途中で使う価値があります!
★原液のまま使用するから、効果が実感できる!
原液のまま使うことができるので、他の中間酸リンスと比べると値段は確かに高めです。
ですが値段が少々高めでも、一度使ってもらえれば値段相応の価値があることがわかるはず!
今まで中間酸リンスの効果を実感したことがなかった美容師さん、使う価値が見いだせなかった美容師さんはぜひ、「A-st」を使ってみてください!
中間酸リンスへのイメージが変わります!