ヘアケア

スタイリングが決まらない…おすすめの梅雨対策で憂鬱な時期を乗り切る!

梅雨の時期は1ヶ月と少し、5月下旬から7月の中旬頃までです。
ジメジメ、ジトジト…憂鬱な日々が多く、好きになれないという方も多いのではないでしょうか。
時間をかけてスタイリングしても、外に出れば一瞬で髪の毛が広がったりうねったり…。
憂鬱な時期特有の髪の悩みを抱える女性もたくさんいます。

どうしたら梅雨の時期に悩みを抱えず、乗り切ることができるのでしょうか。
ここでは、梅雨の時期に多い悩みやトラブル、やっていいこと、悪いことなど、知っておきたい情報を詳しくご紹介します!

梅雨時期の悩みは髪質でも異なる

多くの女性は、湿気の多い梅雨時期のスタイリングに悩みを抱えています。
その悩みは、直毛の方と生まれつきクセのある方とでは悩みの内容が少し異なります。

直毛の方に多い悩み

直毛と一言にいっても、髪の毛が硬めな方もいれば柔らかめな方もいます。
髪の毛が硬めな方の梅雨時期は、広がりやゴワつき、髪の毛が柔らかめな方はぺちゃんこになってしまうといった悩みを抱える方がたくさんいます。

くせ毛の方に多い悩み

生まれつきクセのある方は、梅雨の時期になるとクセがさらに強くなったりうねりといった悩みを抱える方が多い傾向にあります。
クセが強い方や前髪にクセのある方は特に、湿気でスタイリングが崩れやすくなります。

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梅雨で髪がまとまりにくくなるのはなぜ?

梅雨は雨が降る日が多く、湿気も高いため髪の毛はその影響をダイレクトに受けてしまいます。
ここでは、湿気が多いと髪がまとまりにくくなってしまう原因について解説します。

水分量のバランスの乱れが原因

湿気の多い日に髪の毛が広がったりうねったりしてしまうのは、髪の水分量のバランスが乱れるからです。

髪の内部には、水分量が多い部分、不足している部分があります。
また、髪の毛は湿気を吸収する性質を持っているため、湿度が多くなると髪の毛が膨張してしまうのです。
湿気の吸収にも実はバラつきがあり均一ではないため、さらに水分の吸収が多くなる部分とそうではない部分が躊躇に現れることから、湿度の多い日の広がりやうねりの症状が大きくなるのです。

生まれつきなくせ毛の方は特に水分量のバランスが乱れやすい

生まれつきクセのある方は、直毛の方に比べ湿気の影響を受けやすいです。
髪の毛はタンパク質と水分で構成されており、クセのある方は水分バランスがもとから均一でないことから湿気による広がりやうねりをさらに感じやすくなります。

髪のダメージ

すでに髪の毛にダメージがあり、キューティクルが剥がれていたりすると、剥がれている部分から水分を吸収しやすくなるため、ダメージのある髪の毛も湿度の多い日は影響を受けやすくなります。

梅雨の時期に避けたいヘアケア方法

梅雨時期は湿度の湿度の高い日が多く、広がりやうねりを最小限に抑えるために工夫をされている方も多いのではないでしょうか。
ですが、その方法が本当は梅雨時期に避けておきたい方法だったとしたら…。
ここでは、梅雨時期には特に気を付けたいヘアケア方法について詳しく解説していきます。

自然乾燥

濡れた髪の毛をドライヤーで乾かすときに、まっすぐに伸ばしながら乾かせばまっすぐに、手でねじったり逆立てるように乾かせばその状態で髪の毛は乾きます。
これは、髪を形成している分子が水分により切れ、乾燥することで結合する「水素結合」が行われているからです。

自然乾燥は水素結合が徐々に行われていくため、濡れたまま寝てしまうとその時の状態で乾いてしまいます。
自然乾燥は寝ぐせもつきやすい上に、湿気で髪の毛が広がったりうねることでさらにまとまりのない髪の毛になるという悪循環を引き起こします。

ヘアオイル

髪の毛がまとまるとされているヘアオイル、湿気対策のアイテムとして利用されている方も多いのではないでしょうか。
ヘアオイルは、髪の水分や栄養分を押し出してしまう性質を持っています。
すると、髪の毛の水分バランスはさらに乱れ、髪がまとまりにくくなってしまうのです。

ヘアアイロン

髪の毛のキューティクルは熱に弱く、高温になるヘアアイロンはキューティクルを剥がしてしまうアイテムといえます。
キューティクルが剥がれた状態は水分や栄養分が流れ出し、さらに髪の水分バランスが乱れ、広がりやうねりを感じることになります。

梅雨時期に起こるトラブルに負けないために

1ヶ月近くある梅雨の時期、憂鬱になることが多い髪のトラブルですが、広がりやうねりといった悩みを招かないためにはどうしたらいいのでしょうか。

ヘアケアを見直す

まず最初に行いたいのが「ヘアケアの見直し」です。
水分バランスを整えることができる保湿効果の高いシャンプーを使いましょう。

なぜ保湿力の高いシャンプーがオススメなのかというと、湿気の影響をうけにくくなるからです。
水分バランスがさらに乱れやすい梅雨の時期に水分バランスを整えることで広がりやうねりを最小限に抑えられます。

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スタイリング剤を見直す

オイル成分が配合されているスタイリング剤を使われている方は、見直しをしましょう。
オイルは髪内部の水分が流出する原因となります。
オイルが含まれているスタイリング剤の代わりとしてアウトバストリートメントを見直したり使用してみてください。

アウトバストリートメントも様々な種類のものがありますが、髪の毛に栄養をしっかりと与え、ダメージを保護してくれるものがオススメです。
髪のパサつきを防ぎ、適度な潤いを保つことができるため、広がりやうねりを軽減することができます。

美容師に相談

髪の毛のプロである美容師の方に、梅雨時期のヘアケア方法について相談してもいいかもしれません。
髪に負担をかけず、毎日のお手入れの中で取り入れられる方法があれば、積極的に取り入れていきましょう。

しっかり対策をすればジメジメする梅雨も乗り切れる!

一年で最も湿度が高い梅雨。
何をしても髪型が決まらないと悩んでいた方は、ぜひヘアケアの方法を見直してみてください。

特別なことを取り入れなくても、普段のお手入れを見直すだけで梅雨時期の広がりやうねりは軽減できます
もちろん、梅雨のときだけではなく、一年を通してお手入れをしていくことで多くの髪のトラブルを予防し健やかな髪へと導くことができます

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。
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