シャンプーは、髪の毛の汚れを落とすだけではなく頭皮のケアも行っています。正しいシャンプーの方法を見直すことで、パサつきやゴワツキが軽減され、抜け毛や薄毛などの予防にもつながります。美髪への第一歩となる正しいシャンプーの方法を見直し、ぜひ今日から実践してみてください。
シャンプーは頭皮洗い!地肌の清潔がトラブルを防ぐ
頭皮がしっかり洗えていないことが原因で、髪の悩みやトラブルが発生してしまうことも。髪の毛で覆われた地肌は洗いくいです。しっかり洗えているつもりでも、髪の毛の量や長さによっては地肌まできちんと指や泡が届いていないかもしれません。頭皮をしっかり洗えていないことで毛穴の汚れのつまりは、髪の毛の成長の妨げとなり様々なトラブルを引き起こしてしまいます。正しいやり方で頭皮が洗えていると、毛穴がキレイになり髪の毛の成長も促され元気に育ち、より美髪へと近づきます。
正しいシャンプーの仕方とポイント
正しい方法でシャンプーができているかどうか、わからない方も多いのではないでしょうか。
正しいシャンプーの方法やポイントを紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
健やかな美髪へ導きましょう。
ブラッシング
ヘアブラシを使って、シャンプー前にブラッシングをしましょう。ブラッシングは髪の毛の絡まりや汚れを取るという2つの役割があります。髪をコーティングしているキューティクルは、濡れると開くため、絡まりやすくなります。キューティクルは逆立つように開くことから、髪の毛は濡れると絡まりやすくなります。シャンプー前のブラッシングで絡まりを取ることで、シャンプー中の指通りがよくなり、地肌をしっかり洗うことができます。
予洗い
シャンプー前の予洗いをきちんと行うことで、皮脂やホコリなどの頭皮の汚れなどの汚れが7割落とせるといわれています。予洗いの1番のポイントは、頭皮にしっかりお湯をかける(シャワーのお湯をあてる)ことです。シャンプー前のすすぎを十分に行っているつもりでも、髪の毛の量によっては地肌まですすげていない可能性があります。髪と頭皮の両方をしっかりすすぐように意識してみましょう。
シャンプーは頭皮で泡立てる
シャンプーは手で泡立ててから使うと思っていませんか?手で泡立てた泡を髪に直接つける方法では、頭皮までシャンプーが届きません。シャンプーは髪よりも頭皮の洗浄が重要です。頭皮をしっかり洗うために、頭頂部と両サイド(こめかみ)のポイント部分にシャンプーを直接地肌につけます。手に残ったシャンプーを両方の手の平で伸ばしながら指の腹を使い泡立てて、しっかり地肌を洗いましょう。
シャンプーの量
シャンプーは量は多すぎず少なすぎず、適量を使うことが大切です。シャンプーは頭皮を洗うことが重要ですので、頭皮をしっかりと洗える量を使って、シャンプーをしましょう。量が多いと頭皮や髪に残りやすく、少なすぎると泡立ちが弱く摩擦が起こる原因となり、髪のダメージにつながってしまいます。
洗い方
頭皮全体にしっかり泡が行き届いたら、頭皮をマッサージするように指の腹を使って洗っていきます。頭全体を優しく揉み込むように、地肌をしっかり洗いましょう。汚れやスタイリング剤を落とすためにゴシゴシ力を入れて洗うと摩擦が起こり、余計な頭皮トラブルが発生することがあります。事前のブラッシングと予洗いがきちんとできていると、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗うだけで泡と一緒に汚れが流れてくれます。
頭皮を洗うときは
- 指の腹で地肌をマッサージをする感覚で行う
- 爪を立てない
- 頭皮を使ってしっかりと泡立てながらシャンプーをする
この3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。
すすぎ
すすぎのポイントは、しっかり丁寧に時間をかけて行いましょう。シャワーヘッドを頭皮に当て、全体にすすぎ残しがないか確認しながら、指の腹を使いマッサージするようにすすぎ洗いを行います。シャワーヘッドを頭皮に当てない状態ですすぎ洗いを行うと、髪表面の泡だけが流れ頭皮にシャンプーが残りやすくなり、トラブルの原因となってしまいます。
トリートメントの使い方も大事
シャンプーと同じように、トリートメントもパッケージの裏面や説明書に記載されている適量を使用しましょう。根元近くや頭皮にトリートメントは必要ないため、まずは乾燥やダメージが大きい毛先、気になる部分にトリートメントを揉み込むようになじませ、徐々に髪全体にいきわたるよう塗布していきます。髪全体にトリートメントがなじんだら、シャンプー同様トリートメントが残らないようしっかりと洗い流しましょう。
正しいタオルドライの仕方
シャンプー後の水分を含んだ髪はとてもデリケートです。濡れている髪はキューティクルが開いている状態であるため、ゴシゴシ拭くと髪の内部に直接ダメージを与えることがあります。ダメージを受けた髪は、簡単に修復することができないことから、切れ毛などのトラブルにつながります。両手に持ったタオルで髪の毛を挟み込みながら、タオルに水分を吸収させていきましょう。根元や頭皮は、タオルで押さえるようにして水分を吸収させます。
ドライヤーの使い方
ドライヤーの当てすぎは、パサつきなど髪のダメージの原因となります。小刻みにドライヤーを動かしながら、根元から徐々に毛先へ向かって乾かしていきます。また、髪の毛に吹き出し口が当たらないよう10cmほど離した状態で小刻みにドライヤーを動かしながら根元からしっかり乾かすのがポイントです。
知っておきたい!美髪になるためのポイント
お湯の温度
シャンプー時のお湯の温度は36°C〜40℃がベストです。お湯の温度は低すぎると、汚れが落ちにくくなることがあります。34℃以下のお湯で頭皮を洗うと、人の体温よりも頭皮の温度が下がることで皮脂が固まってしまいます。反対にお湯の温度が高すぎると、血圧が急に上がったりヒートショックなどを起こしかねません。熱すぎず冷たすぎない適温が、髪と頭皮の健康を守ります。
トリートメントの役割
一般的にトリートメントは髪の毛に栄養や水分を補給する役割があると考えられていますよね?しかし、トリートメントの重要な役割は、キューティクルを保護することです。シャンプーで補った水分や栄養分が開いたキューティクルから出て行ってしまっては、もったいないです。水分や栄養分を逃さないように、キューティクルをしっかり閉じる効果があるトリートメントを選ぶとよいでしょう。
トリートメントは頭皮や根元につけない
トリートメントは頭皮や髪の根元にべったりつけすぎないよう意識しましょう。頭皮についたトリートメントはすすぎ残しがあると頭皮のトラブルにつながるため、しっかりすすぐ必要があります。
洗い方で髪と頭皮の悩みやトラブルが軽減する
何気なく行っているシャンプーですが、正しいやり方やポイントを押さえて行うだけで、悩みやトラブルが改善されることがあります。予洗いでしっかり髪と頭皮を濡らし、頭皮を洗うことを意識しましょう。シャンプーやトリートメントのすすぎ残しはトラブルにつながることもあります。しっかりとすすぐことが重要です。せっかく丁寧に頭皮や髪を洗っても、開いたキューティクルから栄養分が流れ出てしまってはもったいないですよね。トリートメントはキューティクルを閉じて保護してくれるものを選びましょう。この機会に、洗い方だけではなくトリートメントやシャンプーなども一緒に見直してください。