ヘアケア

シャンプーブラシで頭皮も髪も健康に!おすすめのシャンプーブラシの選び方&使い方

美しい髪の土台となる頭皮。頭皮を健康に保つためには、毎日のシャンプーでしっかり汚れを取り除き、頭皮環境を整えることが大切です。

もちろん指でも洗えますが、シャンプーブラシを使ったことはありますか?一度使うとその気持ちよさにハマってしまう人も。シャンプーブラシなら指が届きにくい部分まで洗えたり、マッサージすることで、頭皮や髪を健康に導く効果も期待できます。

この記事では、シャンプーブラシを使うメリットとデメリット、おすすめのシャンプーブラシの選び方や正しい使い方についてもお伝えします。

シャンプーブラシのメリット&デメリット

シャンプーブラシは正しく使用すればメリットの多いアイテムです。しかし、使い方やブラシ選びを間違うと、髪や頭皮のダメージにつながることもあります。

シャンプーブラシの効果を高めるために、まずはメリットとデメリットを知ることから始めましょう。

メリット

頭皮の血行促進

シャンプーブラシは少ない力でも適度な刺激を加えることができ、頭皮の血行を促すマッサージ効果も得られます。

髪は毛穴の奥にある毛乳頭から栄養をとり込んで成長しますが、血流が悪くなると栄養が行き渡らず髪が細くなったり、抜けやすくなったりとトラブルの原因に。

シャンプーブラシを使って頭皮の血行が促進することで、髪に栄養が行き渡り、強い髪が育ちやすくなります。

頭皮の汚れが落ちる

シャンプーブラシで頭皮を柔らかく揉みほぐすことで、毛穴に詰まった汚れが排出され、頭皮を清潔に保ちやすくなります。

頭皮が凝り固まると毛穴も固くなるため、毛穴にたまった皮脂や老廃物などの汚れが排出されにくくなります。その結果、臭いやフケ、かゆみなどの原因になり、毛穴がふさがれると髪の成長も妨げられることに。

シャンプーブラシで頭皮を柔らかくすることで、汚れをためこみにくい毛穴に整えることができます。

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ネイルを傷つけない

シャンプーブラシはネイル愛好家の救世主とも言える存在。シャンプーブラシを使えば、ネイルはもちろん、髪も頭皮も傷つけにくくなります。

爪をかばうとシャンプーはどうしても甘くなりがち。逆に頭皮まで洗おうとすると、髪がネイルに絡まってせっかくのネイルが剥がれたり、髪や頭皮を傷つけてしまう恐れもあるので注意が必要です。

シャンプーブラシを使えば髪の内側に指を入れる必要がないので、ネイルや髪を傷つけるリスクが各段に下がります。

デメリット

使い方を間違えると頭皮や髪を傷つけてしまう

シャンプーブラシで頭皮を強くこするのはNG。どんなに柔軟性のあるシャンプーブラシでも、強くこすれば頭皮は傷つきます。

また、ブラシに絡まった髪を強く引っ張ると、抜け毛や切れ毛のダメージにつながるので要注意です。そもそもシャンプーブラシは髪をとくためのブラシではなく、頭皮を洗うためのブラシ。そのため、髪の絡まりを取る役割はそれほど期待できません。

とくにシャンプー中は髪のキューティクルが開いて傷つきやすくなっているので、無理やり髪を梳くのは絶対にやめましょう。

お手入れの手間がかかる

シャンプーブラシは使用後にお手入れが必要です。面倒に感じるかもしれませんがシャンプーブラシの効果を長く実感するためには、必要なひと手間です。

ブラシを使った後は、良く洗い、乾かして保管します。シャンプーや汚れがついたままの状態で、湿気のある浴室に放置すると、カビの原因にもなるので注意しましょう。

シャンプーブラシ選びのポイント

ヘアケアに最適なシャンプーブラシ

現在は、100円ショップでもシャンプーブラシが売られていて、どこでも手に入るようになりました。商品が豊富な分、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。実際、用途や髪の量によって、ベストなシャンプーブラシは変わります。

ここでは、シャンプーブラシ選びのポイントをお伝えします。

素材

シャンプーブラシの素材は、シリコンゴム、ナイロン、ポリプロピレンなどがあります。おすすめは、柔らかいシリコンゴムの素材です。

頭皮も顔と同じ肌の一部です。触れる素材は、低刺激に越したことはありません。シリコンゴムは柔軟性があり、頭皮を傷つけるリスクが低いので、強くこすってしまった場合もダメージを最小限に抑えることができます。

固め素材のブラシは刺激が強く気持ち良く感じる一方で、頭皮を傷つけるリスクがあることも覚えておきましょう。

手動・電動

シャンプーブラシは、手動タイプと電動タイプがあります。それぞれに特徴があるので、好みにあわせて選ぶと良いでしょう。

手動タイプは低価格で、気軽に使えるのがメリット。もちろん充電の必要もありません。

一方の電動タイプは、マッサージ効果の高さが魅力。マッサージの手技を選べる製品や、音波振動で毛穴の汚れをかき出す高機能タイプも。

ブラシの長さ

頭皮にしっかりブラシが届くよう、髪の量や長さに合ったブラシの長さを選びましょう。

髪の量が多いまたは長い場合は、長めのブラシ。髪が短い人は、短めのブラシの方が扱いやすくおすすめです。

サイズや形

手の大きさに合ったブラシを選ぶのもポイント!持ちやすい形にもこだわりましょう。

手に合わない大きさや持ちにくいタイプは均等に力が入りにくく、頭皮を傷つけたり洗い残しがおこったりしやすくなります。

アウトバスでも使えるタイプも

シャンプーブラシの中には、アウトバスでも使えるタイプもあります。髪が乾いた状態で頭皮にブラシを当ててマッサージするように使うことで、リラックス効果と頭皮の血行促進効果が得られます。さらに、ブラッシングもできる両用のタイプというのもありますので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

ブラッシング用のブラシをシャンプーブラシとして使うのはNGです。濡れた状態の髪や頭皮はデリケートなので、ダメージにつながる恐れがあります。

シャンプーブラシの使い方

シャンプーの前にしっかり泡立て

シャンプーブラシを使う時も、手順は基本のシャンプーと同じです。指で頭皮を洗う部分を、シャンプーブラシに置き換えるだけ。

ポイントは、必ずシャンプーを泡立てて使うこと。ただし、シャンプーを髪で泡立てると摩擦で傷つくので、頭皮でしっかり泡立てることが大切です。また、泡立ちが足りないと、シャンプーが頭皮に残りやすくトラブルの原因にもなります。

しっかり頭皮でシャンプーを泡立て、泡を頭全体に行き渡らせるようにシャンプーブラシで細かくマッサージするのがコツです。

下記の「3」の手順の際に、シャンプーブラシを使って、やさしく頭皮を洗いましょう。

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まとめ

頭皮や髪の健康にうれしい効果をもたらす、シャンプーブラシ。シャンプーを楽にしたい時や、マッサージやリラックス効果が欲しい時など、毎日のケアにプラスしてみてはいかがでしょうか。

頭皮には毎日の汚れがたまっていくので、シャンプーブラシのような便利なアイテムを上手に利用しながら、清潔で健康な頭皮をキープしたいものですね。

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。
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