ダメージ

あなたの髪は大丈夫?ダメージヘアの原因と症状を徹底解説!

「昔は褒められるサラサラな髪の毛だったのに、髪の櫛通りが悪くなった…」「ストレートヘアーだったのに、いつの間にかくせが出るようになってきた…」髪の毛が扱いにくいと感じていませんか?それは、髪の毛にダメージがあるのかもしれません。髪の毛が傷む原因や、ダメージを受けた髪の症状を知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では髪が傷む原因の種類や、ダメージを受けた髪の症状、ヘアダメージを進行させないヘアケア方法についてわかりやすく解説していきます。

ダメージの種類

毛先を摘んで広がっている

毎日ヘアケアをしていても、髪の毛が扱いにくいなと感じている方はいるのではないでしょうか。何気ない普段の習慣が、いつの間にか髪にダメージを与えていることがあります。まずは髪が傷む原因を知ることから始めましょう。髪の毛がどのような原因でダメージを受けているのか、ダメージの種類を紹介します。

乾燥

乾燥はお肌の敵と言われていますが、髪の毛にとっても乾燥は大敵です。湿度が60%以下になると髪はパサつき、髪の水分がどんどん外へ逃げ出していきます。特に夏や冬のエアコンを使用する時期は要注意。エアコンを使用することで空気が乾燥し、髪の乾燥が進みます。

両手で毛を広げる女性
髪と頭皮が乾燥することでトラブルが起きる?髪と頭皮が乾燥する原因とは頭皮のかゆみや髪のパサつきが気になっている方必見。原因は髪と頭皮が乾燥しているからかもしれません。なぜ髪と頭皮が乾燥するのか、髪と頭皮が乾燥すると起こるトラブルの種類をあわせて解説します。...

紫外線

日差しを浴びて気持ちよさそうな女性

紫外線は、肌だけではなく髪の毛にもダメージを与えます。紫外線を浴びた髪の毛は、髪を覆うキューティクルが剥がれやすくなります。キューティクルが剥がれた部分から、髪の水分や栄養分が逃げ、髪の広がりやパサつきなどの症状を引き起こします。日傘や帽子を利用して髪を紫外線から守りましょう。

カラーリングやパーマ

ヘアカラー剤を混ぜている

カラーリングやパーマの施術は、髪のキューティクルを薬剤で開かせてから、髪の内部にカラー剤やパーマ液を浸透させます。髪のキューティクルを開くことで、髪の水分や栄養分が流れ出てしまうため、カラーリングやパーマを繰り返した髪は傷んでいると言えます。

静電気

ドアノブに触れそうな手

冬場に多く発生する静電気。静電気が起こると、どの程度の電流が身体に流れるか知っていますか?約4,000V〜5,000V(高い時では20,000Vにもなりカミナリに匹敵する)と言われており、静電気の高圧電流は髪のキューティクルを破壊する危険があります。キューティクルが破壊された髪は、栄養分や水分が流れ出てしまうため、ダメージヘアに繋がります。乾燥が原因で静電気は起きるため、髪に潤いを与えることが大切です。

髪質と合わないシャンプー

手で泡立てる女性

毎日のシャンプーが、髪にダメージを与えていることがあります。例えば、洗浄力の強いシャンプーは髪に必要な水分や栄養や脂分も奪ってしまい、髪の乾燥を進めてしまいます。毎日シャンプーしているのに頭皮の痒みやフケ、ベタつき、臭い、パサつき、くせ毛が気になったらシャンプーが髪に合っていないかもしれません。

熱ダメージ

ドライヤーをする女性

髪を覆うキューティクルが破壊される原因は、紫外線や静電気だけではありません。ヘアアイロンなどの高温の熱によっても、キューティクルは破壊されます。くせ毛をまっすぐに伸ばそうと、ヘアアイロンを使用していませんか?ヘアアイロンを使用することで、髪が乾燥し、さらにくせ毛が酷くなることがあるため注意が必要です。

正しい順番でヘアケアできている?美髪へ導くヘアケア法を徹底解説!一生懸命ヘアケアを行っているつもりでも、ヘアケアには正しい順番というものがあります。正しい順番でヘアケアをしなければ、髪の状態が悪化してしまうことも。今回はヘアケアの正しい順番を解説いたします。...

あなたの髪は大丈夫?ダメージヘアの症状

髪をブラッシングする女性の後ろ姿

毎日念入りにへアケアしているから大丈夫!と思っていませんか?しっかりヘアケアをおこなっているつもりでも、実は髪にダメージを受けているかも。ダメージを受けた髪(ダメージヘア)にはどのような症状があるのか、ダメージヘアの症状を紹介します。自分の髪にダメージがないか、チェックしてみましょう。

ツヤがない

髪の毛のツヤとは、髪にあたった光の反射のことです。光の反射によって、髪に光の輪ができます。この光の輪は「天使の輪」と呼ばれ、ツヤのある髪の象徴です。ツヤがなくなる原因は所説ありますが、キューティクルの乱れが大きく関係しているようです。キューティクルが整っている髪は光を反射しやすく、天使の輪ができます。しかしキューティクルが乱れているダメージヘアは、光が反射しにくく、天使の輪が現れにくいです

ハリやコシがない

ほんの少しの摩擦で、髪の毛が切れたりしていませんか?髪の毛にボリュームはありますか?ハリやコシのない髪は、切れ毛などを起こしやすいです。ハリやコシもある髪は、髪の根本の立ち上がりが良いため髪の毛にボリュームが出ます。切れ毛や、ボリュームが気になっているのであれば、ダメージヘアかもしれません。

ヘアカラーの褪色が早い

美容師に髪をセットしてもらっている女性

髪を暗い色に染めたのに、気が付いたら髪が明るくなっていた経験はありませんか?褪色する主な理由は、髪が傷んでいるからです。髪を覆うキューティクルが剥がれていると、髪に浸透しているカラー剤が流れ出てしまいます。カラー剤が流れ出ることで、暗い色に染めた髪色が明るくなります。ダメージが激しいほどヘアカラーの持ちが悪いため、すぐに色が明るくなるという方ほど髪にダメージがあります。

切れ毛や枝毛が増えた

髪の毛の表面に出てくる短い髪の毛が気になったことはありませんか?一般的にアホ毛と呼ばれている、その短い髪の毛は切れ毛が原因で発生しています。ブラッシングの時に、髪が絡まって無理やり力任せにブラシを通している方は要注意。切れ毛に繋がります。髪の絡まりは、枝毛(髪の毛の先が二股に分かれている髪)が主な原因。髪表面のキューティクルが整っていると切れ毛や枝毛は起こりにくいため、キューティクルが乱れがちなダメージヘアだと切れ毛や枝毛が増えてしまいます

うねりやクセが強くなった

頭を抱える女性

昔はストレートヘアだったのに、いつの間にかうねりやクセが髪に出るようになったと感じていませんか?クセやうねりは髪の水分バランスが乱れていることで起こります。紫外線やヘアアイロンなどのダメージを受けて、髪を覆うキューティクルが剥がれると、剥がれた箇所から髪の水分が流れ出てしまいます。髪の水分バランスが乱れると髪にうねりやクセ毛などの症状が現れます。

ビビリ毛がある

チリチリとパサつき、波状になっている髪の毛をビビリ毛といいます。ビビリ毛は、ブリーチやパーマを頻繁にかけたり、縮毛矯正をしたりすると起きやすくなります。ビビリ毛も髪が絡まりやすい原因となるため、切れ毛に繋がらないように、ビビリ毛がある方はより丁寧なブラッシングを行いましょう。

ダメージを進行させないヘアケア

ドライヤーやハサミ、ブラシなどのヘアケア用品

正しい方法でヘアケアができていますか?せっかくヘアケアを行っていても、方法が間違っているとより髪にダメージが蓄積され、ヘアトラブルに繋がります。今よりダメージを進行させないためにも、ヘアケアを見直しましょう。正しいヘアケアを行うことで、ダメージ予防や回復につながることもあるため、ぜひ実践してみてください。

シャンプーの見直し

白と黒のシャンプーボトル

まずは毎日の基本であるシャンプーを見直してみましょう。普段どんなシャンプーを使っていますか?中でも洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪に必要な皮脂を落とし、髪の乾燥に繋がります。他にもシリコン入りシャンプーは、シリコンは吸着力が強い為毛穴に詰まりにつながります。トラブルを避けるためにも頭皮や髪に優しく、ノンシリコンのシャンプーを選びましょう。おすすめはアミノ酸が主成分のシャンプー。アミノ酸は頭皮や髪と同じ成分ですので、優しくしっかりと洗うことができます。他にも保湿成分であるヒアルロン酸が高配合されているものだと、頭皮や髪の乾燥を防いでくれるため、静電気や乾燥などのダメージからも髪を守ってくれます。

アウトバストリートメントの見直し

手にヘアケアを取る女性

季節を問わず受けやすい乾燥によるダメージには、アウトバストリートメントがおすすめ。

アウトバストリートメントは乾燥から髪を守ってくれることはもちろん、ドライヤー前に使用することで髪の乾かしすぎや髪の絡まりを防いでくれます。アウトバストリートメントはシャンプー同様、アミノ酸がたっぷり配合されていて保湿力の高いヒアルロン酸が含まれているものがおすすめ。アミノ酸とヒアルロン酸が、髪に栄養分と水分を補給し、しなやかな強い髪に導きます。

ヘアケアを見直して、ダメージのない髪へ

髪をとかす女性

ダメージヘアの症状を紹介してきましたが、あなたの髪は健康でしたか?日頃の何気ない習慣が髪にダメージを与えていることもあります。一度髪にダメージを受けてしまうと、取り返すのは大変です。髪の毛の傷みが気になりだしたら、ダメージに合ったケアをすることはもちろん、ヘアケアを見直すことも大切。ヘアケアを見直すことで、ダメージヘアの進行をくい止めるだけではなく、予防や改善にもつながることがあります

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。
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基礎知識
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