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へアカラーが色落ちし始めたらどうすればいい?色落ちの原因と対策

「髪の毛を染めても、2週間もしないうちに色落ちしてしまう…」そのような経験はありませんか?なぜ、色落ちしてしまうのでしょうか。実は色落ちする原因を知って対策することで、ヘアカラーの色持ちを持続させることができます。ヘアカラーの色落ちが早くて悩んでいる方は必見!今回は、色落ちする原因と対策をご紹介します。

色落ちが気になる!カラーはなぜ持続しない?

ヘアカラーサンプルを指差す

ヘアカラーは時間と費用がかかります。せっかく染めたにもかかわらず、ヘアカラーの色落ちが早いと、残念に感じてしまいますよね。そもそも、なぜ色落ちするのでしょうか。色落ちするのは仕方がないと、ヘアカラーとは色落ちするものだと思ってあきらめていませんか?もしかすると毎日のヘアケアや何気ない習慣が原因で、色落ちを早めてしまっているかもしれません。色落ちする原因を知り、対策をすることで、あきらめずにすむかもしれません。まずは色落ちする原因を紹介します。

色落ちする原因

美容師に髪を持ち上げられる女性

色落ちする原因は髪にダメージがあるからです。なぜ髪にダメージがあると色落ちするのでしょうか。理由はヘアカラーの仕組みにあります。ヘアカラーの仕組みは、髪を覆っているキューティクルを開いて、髪内部に色を定着させる仕組みです。健康な髪の場合、キューティクルが閉じているため、髪内部に定着した色が流出することはありません。反対にダメージがある髪は、キューティクルが傷つき剥がれたりしています。キューティクルが傷ついている部分から、定着させた色が流出するのです。これが色落ちする原因といわれています。当然キューティクルが傷ついている箇所が多いほど色が流れ出るスピードが早くなるため、髪にダメージがある方ほど色落ちするスピードが早いです。

ヘアカラーの色落ちを早めるダメージの原因

毛先を摘んで驚く女性

色落ちする原因が、ダメージヘアだと聞いて「毎日しっかりヘアケアしているのに、色落ちが早い!」と思った方もいるはず。もしかすると、毎日の誤ったヘアケアが原因かもしれません。普段の何気ない髪のお手入れが、実は髪にダメージを与えてしまっているとしたらショックですよね。ダメージを与える誤ったヘアケアや、髪に大ダメージを与えてしまう例も紹介します。

洗浄力の強いシャンプー

白いシャンプーボトル2つ

髪を覆うキューティクルは通常、濡れると開き、乾くと閉じます。しかし、乾燥やダメージを受けている髪はキューティクルが乱れているため、乾いていても開いていることがあります。そのため、少しの刺激でも傷つきやすく、めくれたり、剥がれるなどのトラブルが発生しがち…。したがって、色落ちを防ぐためには髪を乾燥やダメージから守ることが大切。毎日どのようなシャンプーを使用していますか?洗浄力が強い、髪を乾燥させてしまうシャンプーを使ってはいませんか?洗浄力が強いシャンプーは、髪に必要な水分や栄養分も洗い流してしまうため、髪を乾燥させてしまいます。シャンプーは毎日使うものであるため、髪に大きな影響を与えます。毎日何気なく使っているシャンプーが、もしかすると色落ちの原因かもしれません。

ドライヤーやアイロンの熱

ドライヤーとタオル

キューティクルは熱に弱いことを知っていますか?実のところ、キューティクルは高温の熱があたると、剥がれて溶けるなどしてしまいます。ドライヤーのあてすぎやヘアアイロンなどの高い熱が原因でキューティクルは簡単に傷つきます。毎日ヘアアイロンを使用している方などは、特に色落ちするスピードが早いのではないでしょうか。

ブリーチやカラーの繰り返しによるダメージ

金髪の女性の髪を後ろからとかす

ブリーチやヘアカラーを何度も繰り返している方は、色落ちのスピードがとても早く感じているのではないでしょうか?ブリーチやヘアカラーは、色を入れるために、元々ある髪の色素を抜いています。髪の色素を抜く過程で髪の栄養分や水分も一緒に抜いてしまうため、ブリーチやヘアカラーを繰り返している髪は乾燥しがち。乾燥している髪はキューティクルが乱れて傷つきやすいため、ブリーチやヘアカラーを繰り返している髪は色落ちのスピードが早いといわれています。

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色落ちを防ぎたい!対処法とは

人差し指をたてて、ポイントを示す女性

ヘアカラーの色落ちは、髪にダメージがあることが主な原因です。しかし髪には良くないとわかっていても、色落ちせずに何度もヘアカラーを楽しみたいですよね。色落ちを防ぎ、髪色をキープするための対処法を紹介します。

アミノ酸が主成分のシャンプーを使う

シャンプーをする女性

洗浄力の強いシャンプーは髪に必要な栄養分と水分を奪うことで、乾燥を進めてしまうため、カラーの色落ちを早める原因になります。一方、アミノ酸が主成分のシャンプーは、髪に栄養分を与えることができます。アミノ酸は髪と同じ成分であるため、洗いながら髪に栄養分を届けることが可能。さらにヒアルロン酸が多く含まれているものであると、髪に潤いを与えるため、乾燥ダメージから守ってくれます

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熱によるダメージを防ぐ

ドライヤーをする女性

キューティクルは熱に弱いため、ヘアアイロンやドライヤーのかけすぎは髪の乾燥を進めます。しかしドライヤーの熱が気になるからといって、ドライヤーをせずに濡れた髪の毛を放置することはおすすめできません。髪を覆うキューティクルは、濡れると開く性質があります。キューティクルが開いたまま放置したうえに、摩擦などのダメージが加わると、キューティクルが傷つき、捲れやすくなります。したがって、お風呂から上がった後はなるべく早くドライヤーで髪を乾かすようにしましょう

ドライヤーの正しい使い方

乾きにくい髪の根元からドライヤーを当て乾かしましょう。毛先は乾きやすいため、必要以上にドライヤーをかけてしまいがち。ドライヤーは必ず髪の根元から毛先に向かってあてて乾かしましょう。ドライヤーの温度が上がりすぎないように、温風を当てたら次は冷風を当てるなど工夫することもポイント。冷風を当てた際に、少し湿っているように感じても、指に水分がつかなければ髪の毛は乾いています。水分がついた場合は、再度、温風と冷風を交互に当て乾かしましょう。

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洗い流さないトリートメントを使う

自分の髪をさわり、うっとりする女性

毎日のヘアケアはシャンプーやトリートメントしかしていないという方も多いのではないでしょうか。シャンプーやトリートメントにプラスして、洗い流さないトリートメントの使用もおすすめ。洗い流さないトリートメントは、髪を保護してくれるため、空気中の乾燥や摩擦から髪を守ってくれる効果があります。その他にも、ドライヤーの熱から髪を保護してくれる効果もあります。シャンプーと同じく、アミノ酸やヒアルロン酸が多く含まれている洗い流さないトリートメントであれば、髪に栄養分と水分を与えてくれるため美髪に導いてくれます。

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毎日のお手入れが色持ちを左右する

髪をさわる浴衣の女性

色落ちを早めるヘアケアや行動に、心当たりはありましたか?知らず知らずのうちに、髪にダメージを与える習慣をしていた方は、まず毎日のヘアケアから見直してみましょう。

  • シャンプーの見直し
  • ドライヤーやヘアアイロンの使い方の見直し
  • 洗い流さないトリートメントの活用

この3つのポイントを抑えるだけでヘアカラーを長持ちさせることができ、さらには健やかな髪の毛へと導くことができます。

今回ご紹介した方法は、今日からすぐに取り入れられることばかり!できることから始めてみましょう。

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。
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基礎知識
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