ヘアケア

明日の朝が楽になる!寝起きのボサボサを防ぐナイトケア

寝る前はストレートヘアなのに、寝起きは髪がボサボサ…
寝ぐせ直しから始まるスタイリングに時間がかかると思うと、朝から気分も下がってしまいますよね。

実は、寝起きのボサボサ髪はちょっとした工夫で防ぐことができることが多いもの。
今回は、寝起きのボサボサ髪を防げるナイトケアについて、ご紹介していきます。

めんどくさくても手を抜かないのがポイント!

「お風呂上りの濡れた髪の毛を、乾かさなくてもいいかな…」と、手を抜いた経験はありませんか?
疲れていると、早く横になりたいとついつい思ってしまいますよね。

実は、髪が濡れたまま寝る行動は、朝ボサボサ髪に直結するNG習慣!

お風呂上りのドライヤー時に、くせがある部分の髪を引っ張りながら乾かすと、くせが収まりやすくなりますよね。それは、髪は乾いていく過程で形が決まるからです。

当然髪が濡れた状態のまま眠ると、枕のあとがついたり寝返りなどで髪が絡まった状態のまま髪が乾きます。
そのため、髪が濡れたまま寝るという手抜き行動は、朝起きた時のボサボサ髪に直結します。
面倒であっても、髪を乾かしきっちりケアして寝ることが。

寝ぐせができやすい髪質はあるの?

髪をきっちり乾かして、しっかりヘアケアして寝ている!という方も寝ぐせができていることはありますよね。
それはもしかすると、寝ぐせができやすい髪質なのかもしれません。
どのような髪質が寝ぐせができやすいのか、解説します。

ダメージがある髪の毛

健康な髪と比べ、ダメージがある不健康な髪は寝ぐせができやすいです。

なぜならダメージがある髪は、髪内部の水分や栄養分が少なく、ハリ・コシや弾力が減少
弾力が減少した髪は元の形へともどる力が弱く、髪が乾いている状態でも寝ぐせの跡がついてしまうことがあります。

そのほかにも、ダメージがある髪は乾燥による髪のうねりが発生しがち
髪内部の水分が減ることでうねる髪を、乾燥うねりといいます。
乾燥うねりは、朝のボサボサ髪の要因につながります。

くせ毛や細毛

くせ毛や細毛の方も、寝ぐせができやすい髪質です。

くせ毛の方は、生まれつき髪がうねったりハネていますよね。
うねったりハネたりしたまま寝ると、枕で髪が変な方向に押しつぶされ、寝ぐせがつきやすくなります

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寝ぐせができやすい!夜のNG習慣

寝ぐせをつけにくくするためには、ヘアケアをしっかりすることが大切だとお伝えしました。
毎日ヘアケアを頑張っていても、ボサボサ髪になってしまう!と感じていませんか?
それは、今おこなっている毎日のヘアケアが間違っているからかもしれません。

「毎日おこなっているお手入れが、実はボサボサ髪の原因となっていた!」ということがないよう、おこなってはいけないNGなナイトケアをご紹介。
他にも、寝ぐせの原因となる習慣なども併せてお伝えします。

自然乾燥

ドライヤーの熱のダメージを気にするあまり、自然乾燥で髪を乾かす方がいます。
しかし先述したように、濡れた髪のまま眠る行動はボサボサ髪に直結するNG習慣!
ボサボサ髪を避けたい方は、ドライヤーを使って髪を乾かしましょう。

「自然乾燥だけど、しっかり自然に髪を乾かしてから寝ているので大丈夫!」という方も、ドライヤーで髪を乾かすことがオススメ。

髪は濡れているとキューティクルが開き、乾くと閉じるという性質があります。

キューティクルが開いている濡れた髪はとても繊細で、些細な刺激で髪がダメージを受けます。
髪をしっかり乾かして寝ているからといっても、濡れた状態のまま髪を放置することを繰り返すと、髪に大きなダメージをいつの間にか与えている可能性があります。

アルコールの飲みすぎ

「髪の毛はツヤツヤでいつも健康!髪もしっかり乾かしている!なのにボサボサ髪になってしまう」という方はいますよね。それは寝汗が原因かもしれません。

せっかく乾かして寝ても、寝汗をかいてしまうと寝ぐせがつきやすくなります。

晩酌などでアルコールを飲みすぎると、必要以上に汗をかいてしまいます。
寝汗が原因で寝ぐせがつく方は、健康のためにもアルコールの量を調節することをおすすめします。
寝汗をかいていないつもりでも、寝ている間にコップ1杯程度の寝汗をかいていると言われているため、寝ぐせができる全ての原因に当てはまらないと思う方は寝汗を疑ってみましょう。

寝ぐせができやすい寝具を使っている

普段使用している枕カバーの布に注目したことはありますか?

ナイロンやポリエステル生地の枕カバーを使用している方が多いはず。
実のところ、ナイロンやポリエステルは摩擦が起きやすく通気性が悪いです。
寝返りの度摩擦が起きると、髪が絡まります。
また通気性が悪いと寝汗をかきやすくなるため、ボサボサ髪の原因となることも。

枕などの寝具の素材は、摩擦が起きにくくて通気性が良い、シルクや綿素材のものを選ぶようにしてみてください。

朝を楽にしたい!ボサボサ髪を防ぐナイトケアとは

ここまで、ボサボサ髪になりやすい髪質やNG習慣についてご紹介してきました。
しかし生まれつきの髪質などは改善できなかったり、アルコールの習慣も付き合いなどがあれば避けられないこともありますよね。

からといって、寝ぐせをがつくのは仕方がないことだと諦める必要はありません。
ボサボサ髪を防ぐナイトケアをすることで、寝ぐせは防げます。
寝ぐせが予防できれば、忙しい朝の時間に余裕が生まれます。
今日からできるナイトケアをご紹介します。

寝ぐせができにくい!髪の毛の乾かし方

ボサボサ髪の原因として、髪の乾燥ダメージや自然乾燥をお伝えしました。
そうすると「髪が乾燥するドライヤーを使いたくない!だからといって自然乾燥もできない!いったいどうしたらいいの!?」と混乱してしまっている方もいるはず。

ここでは寝ぐせがつきにくい正しい髪の乾かし方をご紹介します。
寝ぐせを予防するには、髪の毛を根元から乾かすことが大切です。

・根元から毛先に向かって乾かす
・温風と冷風を交互にあてる
・髪の毛をまっすぐに手ぐしで伸ばしながら乾かす
・ブロッキングして少しずつ乾かすとさらに◎

ちょっとした手間が、寝ぐせを軽減することにつながります。
しかし、乾かしすぎは要注意

髪の毛を触ってみて、乾いていないように感じても、指で触ってみて水分がつかなければちょうど良い乾き具合。
それ以上ドライヤーで乾かすと乾燥の原因となるので気を付けましょう。

寝ぐせを防ぐブラッシング

寝ぐせ予防にブラッシングはとても大切です。
髪が絡まったまま寝ると、ボサボサ髪の原因につながります。
髪の毛を乾かす前後で、念入りにブラッシングを必ずおこなってください。
正しいブラッシング方法をお伝えするので、正しくできているか一緒に確認しましょう。

正しいブラシ選び

濡れた髪の毛にはプラスチック製のコームを、乾いた髪の毛に使うブラシは天然毛を使いましょう。
天然毛ブラシは、静電気が起きにくく髪の毛に適度な潤いを与えてくれます。

正しいブラッシング方法

ブラッシングの役割は、大きく分けて2つ。

ひとつは髪表面のキューティクルを整えること。
キューティクルの流れに沿ってブラッシングをすると、ツヤがあり絡まりにくい髪に仕上がります。

2つ目は髪の絡まりをほぐすことです。
髪が絡まっているからといって、力任せにブラッシングしてはいけません。
優しく丁寧に力を入れずに毛先からほぐしましょう。

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アウトバストリートメントで潤いを補給

タオルドライ後、ドライヤー前にアウトバストリートメントを使いましょう。

アウトバストリートメントは、ドライヤーによる髪の乾かしすぎや髪の絡まりから髪の毛を守ってくれます。
髪の乾燥や絡まりは、ボサボサ髪の原因です。
寝ぐせをつきにくくするためにも、アウトバストリートメントはマストアイテムです!

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▼おすすめのアウトバストリートメントはこちら

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髪のダメージを改善するヘアケアグッズを取り入れる

ダメージがある髪は寝ぐせがつきやすいため、改善を試みましょう。
髪のダメージを改善できるようなヘアケアグッズを取り入れることが大切。

アウトバストリートメントだけではなく、シャンプーやトリートメントも髪の毛に栄養を与えるものがおすすめ。

髪の毛と同じ成分であるアミノ酸、保湿力の優れているヒアルロン酸が高配合のシャンプーやトリートメントは、髪と頭皮への負担が少なく潤いを与えてくれます。

髪のダメージは、キューティクルが剥がれている状態ですから、キューティクルを整えることで、髪内部の水分や栄養分が流出しにくくなり、髪の毛にまとまりも出ます。

朝のボサボサ髪に悩まない!ナイトケアを見直すことが大切

疲れていると、少しの手間と時間でも、面倒くさく感じますよね。
しかし、ひと手間加えるだけで、朝の寝ぐせ直しがグッと楽になるかもしれません。

毎日の習慣やナイトケア方法を見直し、寝ぐせに負けない健康で強い髪を手に入れましょう。
朝の忙しい時間に少しでも余裕を持たせられるよう、ほんの数分、髪の毛を整えることに時間をかけてみましょう。

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ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。
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基礎知識
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