毎日どのようなヘアケアをしていますか?普段はシャンプーやトリートメントだけしかしていない!週に1度スペシャルトリートメントをプラスしている!という方が、多いのではないでしょうか。毎日のヘアケアだけで十分だと思っていませんか?実は、入浴中のケアだけでは不十分なことが多いです。健康な髪を保つためには、良質な『アウトバストリートメント』を使うことが効果的です。この記事では、アウトバストリートメントの役割を説明します。アウトバストリートメントの正しい使い方と、選ぶ時のポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。最近ではアウトバス製品でよく使われるヘアオイルが、実は髪にとって大敵!であることも、併せて説明しますのでぜひ最後までご覧ください。
アウトバストリートメントの4つの役割
アウトバストリートメントの役割はダメージから髪を守ること。髪に良さそうな感じはするけど、具体的にどんな役割があるの?と疑問に思われている人もいるのではないでしょうか?アウトバストリートメントの重要な『4つの役割』を説明します。
髪を乾燥から守る
アウトバストリートメントは髪に栄養分や水分を補給し、乾燥から髪を守ります。入浴後、何もつけずにドライヤーをするとパサパサした仕上がりになった経験はありませんか。髪も肌と同じで、きちんと保湿しないと乾燥が進み、様々なトラブルを引き起こします。特に気をつけたいのが『静電気』。髪内部の水分が不足し乾燥した髪は、静電気が起こりやすい状態になっています。肌でバチッ!と痛みを感じる静電気は、通常で4,000〜5,000V、高い時は20,000Vもの強さで放電します。髪は肌と違って、痛みを感じることはありません。とは言っても、静電気が起こると髪のキューティクルが破壊されてしまいます。髪を静電気から守るためには、乾燥させないことがなにより大切。アウトバストリートメントを使って、髪を乾燥から守りましょう。
紫外線から守る
一年中降り注いでいる紫外線。紫外線は肌だけでなく、髪にもダメージを与えます。紫外線を浴びた髪は、キューティクルが傷つきます。キューティクルが傷ついた部分から水分と栄養分が流れでる事でパサつきや、枝毛などの原因につながります。これらのダメージから髪を守ってくれるのが、アウトバストリートメントです。アウトバストリートメントを使ってケアすると、髪のキューティクルが引き締まり、水分や栄養分の流出を減らすことでダメージから髪の毛を守ってくれます。紫外線散乱剤が入っているタイプのアウトバストリートメントなら、より紫外線対策に効果的です。髪も肌と同じように、紫外線対策をしましょう。
髪の毛の日焼け止め(スプレー型)を見かけたことはありませんか?スプレーには髪や頭皮にとって、あまり良くない成分が入っています。したがって、スプレータイプの日焼け止めを使用すると、髪や頭皮に余分なものが吸着して頭皮環境が悪化することも。紫外線対策には、アウトバストリートメントと日傘などがおすすめです。
摩擦から守る
アウトバストリートメントは、キューティクルを引き締めることで、摩擦から髪を守る役割があります。髪をとかす時や寝ている間など、髪はいつの間にか摩擦によるダメージを受けているのを知っていますか?摩擦によるダメージは枝毛や切れ毛などのトラブルにつながります。アウトバストリートメントを塗布し、キューティクルを引き締めて、髪を摩擦から守りましょう。
栄養分を補給し髪のキューティクルを補修する
アウトバストリートメントは、髪内部に栄養分を補給して、髪のキューティクルを補修する働きをします。ドライヤーで髪を乾かす時に何もつけずにドライヤーをしていませんか?ドライヤーをうっかり同じ箇所に当て続けてしまった場合、熱の温度が上がりすぎて、髪内部の水分を蒸発させてしまいます。水分の蒸発を防ぐためには、髪内部への栄養補給が大切。髪に十分な栄養が行き渡ると、キューティクルが補修され、水分が逃げにくい状態になります。アウトバストリートメントを使って、髪のキューティクルを補修し水分をキープできるようにしましょう。
アウトバストリートメントの使い方
アウトバストリートメントは使っているけど正しく使えているか分からない人も多いのではないでしょうか?ヘアケアは正しい順番でおこなうことが大切。アウトバストリートメントを正しく使って効果を最大限に引き出しましょう。
タオルドライ
洗髪後、まずはタオルドライをしましょう。タオルドライで余分な水分を取り除くことで、アウトバストリートメントの栄養分が髪に浸透しやすくなります。またタオルドライは、ドライヤーの熱をあてる時間を短縮し、熱による髪へのダメージを抑える効果があります。力を入れすぎず、タオルで髪をはさむようにして、やさしく水分を取り除きましょう。
アウトバストリートメント
アウトバストリートメントを使うタイミングは、タオルドライのあとがベスト。
アウトバストリートメントの栄養分と水分が十分に行き渡ると、髪のキューティクルを整えることができます。健康で美しい髪を目指すために、正しい方法と順番でアウトバストリートメントを効果的に使いましょう。
ドライヤー
長時間のドライヤーは髪にとっては負担になるので効率よく短時間で乾かすようにしましょう。髪は根元から乾かして、毛先の乾かしすぎを防ぐことが大切。ドライヤーの前にアウトバストリートメントを使用することで、髪内部の水分が蒸発しにくくなります。
アウトバストリートメントを選ぶポイント
アウトバストリートメントは種類が多く、どの製品を使えばよいか迷いませんか?健康で美しい髪を目指すためにも良質なアウトバストリートメントを選びたいですよね。アウトバストリートメントを選ぶ際に注目したいポイントをご紹介します。
アミノ酸で栄養補給!
髪と同じ成分のアミノ酸をたっぷり含んだ、アウトバストリートメントを選びましょう。アミノ酸は髪にとって欠かせない栄養分。アミノ酸配合のアウトバストリートメントで栄養を補給して、ツヤツヤ・サラサラなヘアを目指しましょう。
ヒアルロン酸には水分がたっぷり!
化粧品などでよく耳にする、ヒアルロン酸。ヒアルロン酸は保水力が高く、髪にうるおいを与えます。ヒアルロン酸配合のアウトバストリートメントを選び、髪に水分を補いましょう。水分が十分に補われた髪は、キューティクルが整い、健康で美しい状態を保てます。
ヘアオイルは髪をダメにする?!
アウトバスでのヘアケアによく使われているヘアオイル。オイルを含んだ時の手触りは、髪を保湿してくれるようにも思えます。実はヘアオイルは髪にとって大敵です!髪を保湿するどころか、乾燥を加速させてしまいます。それはなぜでしょうか?
ヘアオイルは蓄積する
ヘアオイルを繰り返し使った髪の毛は、栄養分や水分を補給できなくなり、乾燥してしまいます。ヘアオイルはシャンプーをしてもなかなか落ちず、髪に蓄積しやすい特徴があります。髪にヘアオイルが蓄積されてコーティングされた状態になると、いくら栄養分や水分を与えようとしても、弾いてしまいます。栄養分と水分を補給できない髪はパサつき、乾燥を起こしやすくなるのです。
髪の栄養分も追い出す
さらに問題なのは、ヘアオイルが髪内部に入り込むと、髪内部の水分を追い出してしまう点です。髪内部の栄養分は水分とくっついているので、栄養分まで追い出すことに・・・。そうなると、髪内部は骨粗しょう症のようにスカスカな状態になります。
熱によるダメージで乾燥を加速させる
高熱が髪に加わると、キューティクルが剥がれる、または溶けるなどして傷つきます。キューティクルが傷ついた部分から栄養分や水分が流出し、髪は乾燥します。キューティクルを傷つけ、髪を乾燥させる熱。髪にとって負担となるほどの熱が与えられる主な原因は、ヘアアイロンの使用やドライヤーによるオーバードライと言われています。しかしヘアオイルを使用している髪は、ヘアアイロンの設定温度以上の高温になってしまったり、通常のドライヤーの使用でも高温になりやすいです。なぜならヘアオイルは油であるため、熱を吸収して高温になってしまうからです。油分は水分よりも熱を吸収しやすい性質。鍋に水を入れて熱を加えても100度までしか温度は上がりませんが、油は100度を簡単に超えてしまいますよね。ヘアオイルも同じで、ヘアオイルを使っている髪は通常よりも高温になりやすく、熱による負担が大きくなってしまうのです。髪にとってよいものだと思って使っていたヘアオイルは、実は熱によるダメージを拡大させ、髪をよりいっそう乾燥させています。
ヘアオイルが髪にとって大敵だということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
良質なアウトバストリートメントで美しい髪になろう!
アウトバストリートメントは、
- 乾燥
- 紫外線
- 摩擦
などから、髪を守る役割があります。
それだけでなく、毛髪内部に栄養分を補給して、髪のキューティクルを補修する働きをしてくれます。ベストなタイミングで、良質なアウトバストリートメントを使って、健康で美しい髪を目指しましょう。