ヘアケア

天然毛ブラシはいいことづくめ!一度使ったら手放せない

毎日使うヘアブラシに、あまりこだわっていないという方は多いのではないでしょうか?
「髪の毛をとかすだけ」というイメージがあるため、百円均一で購入したりされている方もいますよね。
普段なんとなくヘアブラシを選んでいる、そこのアナタ…。天然毛のブラシを使わないなんてもったいない!
今回は、天然毛ブラシがなぜオススメなのか詳しく解説していきます。

ブラシには種類がいっぱい!どんなブラシがある?

ブラシといっても種類は様々。

クッションブラシ

ブラシのお腹の部分にクッション性のある素材が使われ、ラバー中央が盛り上がった形状のブラシ

スケルトンブラシ

スケルトンブラシは、その名の通り隙間の多いブラシ
ブラシの骨組みのみでプラスチック製のものが多く、美容界ではガイコツブラシと呼ばれることも。

パドルブラシ

カヌーのパドルに形が似ていることから名づけられたブラシ。
ブラシ部分のサイズが大きく、空気穴があいているのが特徴です。

ロールブラシ

ブラシの部分がロール状になっており、360度全体に毛がついているブラシ
ドライヤーの際に毛を巻き付けることで、ストレートやカールなどのスタイリングが可能になり、ボリュームやツヤが出したい時にも便利です。

素材もナイロンやプラスチック製のもの、天然毛を使用したものなど様々。
ご紹介したように同じヘアブラシでも、素材や形が違うため、用途に合わせて使い分けるのが正解です。

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天然毛ブラシとは?

色々な素材のブラシがある中で、天然毛(獣毛)のブラシは、髪の毛と地肌に優しくとても使いやすいため、ひとつ持っていると大変重宝します。

天然毛のブラシは大きく分けて
・豚毛
・猪毛
の2種類があります。

人の髪質と似ていると言われている豚毛。
柔らかくしなやかなので優しく大人はもちろんデリケートな子供のブラッシングにも適しています。
髪の毛が絡まりやすい、細い髪の毛の方には豚毛がオススメです。
猪毛はコシがあり、豚毛に比べると頭皮への刺激があるためマッサージ効果が期待できます。
髪質がかたい、太め、クセのある方は猪毛がオススメです。

天然毛ブラシの何がいいの?

天然毛ブラシには、メリットがたくさんあります。
天然毛ブラシのいいところをご紹介します!

静電気が起きにくい

獣毛には油分が含まれています。
そのため、静電気が起こりにくくまとまりのある髪に仕上がります。

パチッと少しの痛みのある静電気は、2000Vもの電流が流れるともいわれているくらい強いです。
2000Vもの電流が髪に流れると、髪を覆うキューティクルは乱れ、剥がれることも…。

ナイロンやプラスチック製のブラシは、乾いた髪の毛に使用すると静電気が起きやすく、髪と頭皮にダメージを与えます。
髪に負担をかけず、滑らかに仕上げてくれるのが天然毛ブラシなのです。

血行促進・育毛効果

天然毛ブラシには、適度な硬さがあります。
少し硬めの毛質のブラシであれば、頭皮へのマッサージ効果も得られ、地肌を適度に刺激することができるため、血行促進や育毛効果も期待できると言われています。
お肌がデリケートな方は、毛質が柔らかめのブラシを使うと頭皮への刺激も優しいため、トラブルも起こりにくくオススメです。

大人から子供まで使える

天然毛ブラシは、大人だけでなく子供や大切なペットにも向いている素材です。
子供の毛は細く柔らかかったり、絡まりやすいもの。
ナイロンやプラスチック製のブラシを使ってしまうと、無理にブラシを通すことで髪が切れたり、引っ張られ痛みを伴うこともあります。

ですが、天然毛ブラシは適度な柔らかさがあり、デリケートな子供の髪や地肌を傷つけずブラッシングをすることができます。

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天然毛ブラシのお手入れ方法

天然毛ブラシは、正しい方法でお手入れをすることが毛質を長持ちさせる秘訣となります。

・ブラシの間に挟まっている髪の毛を取り除き、シャンプーまたは中性洗剤を薄めたぬるま湯にひたし、左右に振るように洗いましょう。

・挟まっている髪の毛やホコリなどが取りにくい場合は、コームを使って天然毛部分をとかしてあげると取りやすくなります。

・シャンプーや中性洗剤を使用してぬるま湯でしっかり洗ったら、泡が立たなくなるまでぬるま湯でよくすすぎます。

・水気をよく切り、天然毛の部分を下にした状態で日陰(陰干し)で乾かしましょう。

天然毛ブラシでのブラッシング方法

天然毛のブラシを使ったブラッシングで天然毛の良さを最大限引き出すために、正しいブラッシングの方法をぜひ覚えて、毎日のお手入れに取り入れていきましょう。

地肌に軽く当てて優しくブラッシング

絡まりやすい毛先から徐々にとかし、最後に髪全体をなでるように優しくブラッシングします。
天然毛ブラシも、地肌にグッと強くあてるのはNGです。
軽く地肌にあたるようにブラシの毛先を頭皮につけた状態で、頭皮全体を優しくマッサージするように毛先で頭皮を刺激してあげるのがポイントです。

シャンプー前に天然毛ブラシで髪の毛をとかす

シャンプー前のブラッシングは、汚れやホコリを浮き上がらせ、さらに予洗いで7割の汚れとホコリを落とすことができると言われるくらい、シャンプー前のブラッシングはとても大切です。
髪の毛の絡まりがないため予洗いもしやすく、シャンプーの泡立ちも良くなります
ただ、天然毛のブラシは水に強くありません。
必ず乾いた髪の毛に使用しましょう。
シャンプー後の濡れた髪の毛はコームなど目の粗いブラシを使い、髪の毛をとかすことをオススメします。

天然毛ブラシは自然と潤いやツヤが出て滑らかな髪の毛に

何をしてもパサついて落ち着かなかった髪の毛や、ブラシの通りが悪かった髪の毛も、天然毛ブラシを使うことで、手触りが滑らかなツヤのある髪に仕上がります
ブラシは使うシーンによって使い分けることが大切です。
天然毛ブラシをはじめ、コームなどいくつか種類の違うブラシを持っておきましょう。

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。