ヘアケア

その知識間違ってない!?ヘアケアに関するホントのこと

「人の第一印象は7秒で決まる」と言われていますよね。
髪の毛の状態の良し悪しも、第一印象に関わってきます。

きちんとヘアケアできていると自信を持って言うことができますか?
正しいと思っていたことが、実は違ったということもあります。

今回は、髪の毛にまつわる情報の中で多くの方が間違えやすい知識について、お答えしていきます。

食生活と髪の毛の関係について

食事の内容によって、髪の毛が元気になることもあれば、トラブルが出ることもあります。食事にまつわる誤解されやすい知識について解説します。

脂質が多い食事は頭皮がベタつくって本当?

脂質が多い食事で頭皮がベタつくのは本当です。

脂質が増えると、体内の脂分が増えるため、頭皮にもその影響が出てきます。
揚げ物やお肉類を食べることが多い方、また甘いものなどもよく食べるという方で頭皮のベタつきを感じている場合、食生活が影響を与えているかもしれません。

バランスの整った食事の重要性

髪の毛はもちろんのこと、身体のことを考えればバランスの摂れた食事を心がけることはとても大切です。

頭皮のベタつきを起こすことがある脂質ですが、脂質ももちろん大切です。
栄養の偏りが頭皮に影響を与えるため、お肉も、お魚も、野菜や炭水化物も、どれも不足したり過剰になりすぎないよう、食事の内容を一度見直してみましょう。

ダイエットと髪は関係しない?

ダイエットと髪の毛の状態は関係します。
したがって、その知識は間違いです。

食事から取り込む栄養が食事制限により少なくなっているため、本来髪の毛が成長するために必要な栄養が届かなくなります。
すると髪がパサつくことがあります。

過度な食事制限は細毛やくせ毛の原因に

健康でいるための栄養が不足することで、身体はもちろんのこと髪質も変化してしまいます。
髪の毛一本一本が細くなり抜け毛が増えたり、細くなったことで髪がうねるなどの変化がでることも…。
食事制限をしても野菜やお肉をバランスよく食べましょう。

ヘアケアの正しい知識

実はヘアケアで正しいと思っていたことが間違っていた…ということが意外に多いことを知っていますか?
多くの方が間違えた知識として覚えてしまいやすいことをいくつかご紹介します。

トリートメントは毎日必要?

スペシャルケアとしてトリートメントを取り入れている方もたくさんいますが、トリートメントは毎日必要なので、本当です。

なぜなら、シャンプーだけでは髪がからまり、摩擦などのトラブルが起こるからです。

トリートメントの本来の役割はキューティクルの保護。
摩擦などから髪を守ってあげる必要があります。

リンス、コンディショナー、トリートメントって何が違うの?選び方と効果的な使い方リンス、コンディショナー、トリートメントの違いをご存知でしょうか?実は本来はそれぞれ役割があり誕生したのですが、現状は明確な定義がないのです。この記事では、それぞれの違い、効果的な選び方から使い方までご紹介します。...

自然乾燥は髪の毛が傷まない?

答えは『×(バツ)』。
濡れている髪の毛は傷みやすいため、自然乾燥はよくありません。

濡れた髪の毛はキューティクルが開いた状態で、一番ダメージを受けやすいのです。
髪が濡れたままの状態で寝てしまったり、タオルドライのときにゴシゴシこするのも髪の毛を傷める原因となります。

濡れた髪の毛はしっかり乾かすことが大切ですが、乾かしすぎも髪の毛のダメージにつながってしまうことはあります。
ドライヤーである程度乾いたら、指の腹で触ってみて、指に水分がついてこなければ湿っているように感じても髪の毛は乾いています。

明日の朝が楽になる!寝起きのボサボサを防ぐナイトケア寝る前はストレートヘアなのに、寝起きは髪がボサボサ… 寝ぐせ直しから始まるスタイリングに時間がかかると思うと、朝から気分も下がってしまいますよね。 実は、寝起きのボサボサ髪はちょっとした工夫で防ぐことができることが多いもの。 今回は、寝起きのボサボサ髪を防げるナイトケアについて、ご紹介していきます。...

シャンプーは洗浄力が強ければ強いほど良い?

シャンプーは洗浄力が適度なものを選びましょう。
したがって、この知識は間違っています

「汚れを落としながら必要な皮脂は残し、栄養を与えるシャンプー」を是非選んでください。

洗浄力が強すぎるシャンプーは、汚れと皮脂を落としすぎます
使い続けると、髪や頭皮のトラブルを起こす原因となってしまいます。

アミノ酸が主成分のシャンプーなら、汚れを落としながら必要な皮脂はきちんと残し、髪と同じ成分のアミノ酸が髪内部に浸透することで、シャンプーしながら健康毛へと導くことができます。

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アウトバストリートメントや育毛剤を使う

シャンプーは頭皮を洗うもの

シャンプーは髪の毛を洗うものではなく、頭皮を洗うためのものです。

濡れている髪の毛はキューティクルが開いているため、髪の毛のこすりすぎはダメージの原因になります。

髪の毛に付着している汚れはブラッシングと予洗いで7割は落とせると言われているくらいです。

シャンプーで髪の毛を入念に洗う必要はありません。
髪の毛は、シャンプーの泡で優しく洗うだけでOKです。

コームしかもっていない!ブラシはなくても大丈夫?

ブラシとコームのどちらかしか持っていない方はぜひ、両方揃えましょう!
なぜ両方揃えたほうがいいのか解説します。

ブラシはシーンにあわせて使い分ける

髪の毛をとかすという点では変わりはありませんが、コームは濡れた髪の毛をとかすときに使い、乾いた髪の毛にはブラシを使いましょう

濡れた髪の毛はとてもデリケートなため、目の粗いコームが適しています。
ただ、乾いた髪の毛にコームを使うと素材によっては静電気が起きやすくなり、切れ毛や枝毛の原因になってしまいます。

使用するブラシは、天然毛100%の素材のものがオススメです!
髪の毛への負担も少なく、まとまりが出てツヤのある髪に仕上がります。

▼おすすめのブラシはこちら

髪の毛の紫外線対策!日焼け止め用ヘアスプレーがおすすめ?

お肌と同じように、髪の毛も紫外線を浴びると日焼けしてしまいます。
髪の毛の日焼けを防ぐためのスプレーも身近に存在していますが、紫外線対策のひとつとして使った方がいいのでしょうか。

紫外線が髪と頭皮を老けさせる!?紫外線ダメージを残さないケア方法とは紫外線は美容の大敵というのは常識ですが、髪と頭皮のUV対策はどうでしょうか? 肌だけでなく、髪と頭皮も紫外線のダメージを受けます。...

紫外線はダメージの原因になる

お肌と同じように、髪の毛も紫外線の影響を受けます。

紫外線によって髪の毛がパサつき、広がったり、場合によっては切れ毛や枝毛といったトラブルを引き起こすことも。

ただ、紫外線を予防するためにスプレーを使うのは✖です。

なぜなら、スプレーは頭皮に吸着しやすい成分が入っているため、頭皮のベタつきがおこったり頭皮環境が悪くなってしまう原因となるからです。

紫外線から髪の毛を守りつつ、頭皮や髪の毛への影響を少なくするには、日傘や帽子を活用することをオススメします。

正しい知識を身につけて毎日のお手入れに活用しましょう!

いかがでしたか?
自分自身の持っていた知識と違っていたところはありませんでしたか?

ちょっとした知識不足が、ヘアケアの効果に差をつけることがあります。
特別なヘアケアをせずとも、普段の生活や使っているものを見直すだけで髪質は変わるものです。
すぐにできることは今日から、揃える必要があるものは今から揃える準備を始め、質の良い髪の毛をキープしましょう。

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。