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美容師になるためには?~美容室で働きながら免許を取得する~

美容師として働くには、美容師免許がないといけません。

美容師免許を取る方法は大きく分けて
・昼間に美容専門学校に通う方法(昼間課程)
・働きながら資格を取得する方法(夜間・通信課程)
のふたつの方法があります。

どちらも美容師の免許を取得することができますが、「どっちの方法が自分には合うんだろう」と迷っている方もきっとたくさんいるはず。
多くの方が昼間学校に通って勉強していますが、今回は美容室で働きながら美容師免許を取得する方法に焦点を当てて、免許を取るまでの流れや知っておきたいことをご紹介します!

働きながら学校に通う!メリットと心構え

美容師免許を取るために、昼間学校に通って取得するか美容室で働きながら取得するか、とても悩むところですよね。

美容室で働きながら学校に通う方法も、昼間学校に通う方法も、きっと違った大変さがあります。
ですがどちらも異なる特徴や魅力もたくさんあり、自身のライフスタイルや考え方に合わせて選択することで「大変だな」と感じることはかなり少なくなるはずです!

美容師免許の学校は、学業に専念する全日制の学校、美容室で働きながら学べる夜間や通信課程の学校があります。
働きながら学ぶ夜間や通信はとても大変。
ですがその分メリットもあります!
ここでは、メリットと働きながら学ぶことへの心構えをお伝えします。

働きながら免許を取得するメリット

美容室で働きながらをしながら美容師免許を取得するメリットは

・先輩方の技術を目の前で見て学べるので身に付きやすい
・学びながら働けるので夢を諦めなくて良い
・即戦力になりやすいので就職に有利になることも
など、です。

働きながらは大変!夜間や通信学校に通う心構え

働きながら美容学校に通って美容師を目指すうえで大切なことは、必ず美容師になるという強い気持ちを持つことです。
働きながら学ぶことはとても大変。
朝から晩まで美容室で働いて、身体がくたくたに疲れてから勉強が始まります。

仕事と勉強の両立は、肉体的にも精神的にも負担が大きく、心が折れそうなときもあるでしょう。

そんなときに重要なのが「美容師になる」という強い気持ち
日々の業務や大変さで気持ちを見失わないよう、強い気持ちをしっかり持ちましょう。

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美容専門学校の夜間学校と通信教育の違い

働きながら資格を取得する方法は「夜間学校」「通信教育」の2つ。
それぞれの特徴を紹介します。

・夜間学校

美容学校によっては昼の部と夜の部の2つ用意しています。
美容室で働きながら資格を取得する場合、夜の部(夜間学校)へ通いながら取ることになります。

昼間の部に比べると、勉強する時間が短くなるので通う期間は2年~3年の間、多くの方は2年半程度かけて通っています。
夜間の学校は、授業の時間が限られています。
夕方から21時、22時になる前に終わるところがほとんど。
勉強する時間は3~4時間しかありません。
限られた時間の中で勉強しなくてはいけないので、効率よく学ぶことができます。

・通信教育

通信教育は毎日学校に通う必要がありません。
通信教育は夜間学校と比べて、閉店まで働いてから勉強ができるので、より実践的な勉強をすることができます。
ですが、通信教育を受けるにあたっては「昼間美容室で働いていること」を条件にしている場合があること、昼間や夜間学校に比べて、資格の取得までに3年ほど時間がかかることなどがデメリットとなる部分かもしれません。

夜間の学校と通信教育のどちらの方法にしようか悩んでいる方は、働きながら少しでも早く資格を取得したいなら夜間の学校へ、美容室でしっかり働きながら資格を取りたい、経験をたくさん積みたいという方は通信教育を選ぶといいかもしれません。

資格がない人の美容室での仕事内容

資格ナシでも働ける!美容師のアシスタント業務とは

そもそも、美容師免許がなくても美容室で働くことができるのかと、不安を感じている方もいるのではないでしょうか?
しかし資格がなくても、できる美容室の仕事はたくさんあります!
実際に、資格がないアシスタントはどのような業務を任されるのかをお教えします。
資格がないとお客様の髪をカットすることはできませんが、スタイリストとして活躍する技術を直接見れるため、働きながら多くを学ぶことができますよ。

レセプション

来店されたお客様のお荷物などを預かり案内したり、お会計、電話がかかってきたときの応対などを行います。

掃除や洗濯などの準備

カット後の髪の毛の掃除やシャンプー台の掃除、パーマで使うロッドなどの道具の用意や管理、美容室で使用するタオルやケープの洗濯もアシスタントの仕事。
美容室の業務の流れや、各施術で使用する道具などを実践的に学ぶことができる業務です。

スタイリストの補助

お客様がヘアカラーやパーマの施術を受けるときに、スタイリストのサイドについて道具を手渡したりします。
実際にスタイリストとして活躍するプロの技術を間近で見られるため、学べることが多い仕事のひとつです。

SNSの投稿

近年はSNSを活用して、お客様のビフォーアフターの写真をアップしたり美容室の紹介をすることが増えています。
写真の撮影、投稿作業、メッセージの返信などを行うこともあります。

資格があればどんなことができる?

美容師免許があれば、カットやヘアカラー、パーマなどの施術ができるようになります。
また、美容室だけではなく美容師免許があると

・アイリスト
・ヘアメイクアップアーティスト
・訪問美容師
・アイブロウリスト

など様々な仕事で活かすことができます。

美容師以外でも大活躍!美容師免許を活かせる仕事美容師になるには、美容師免許は必須の資格なのは広く知られていますよね。しかし、美容師以外の職業でも活かすことができます!今回は、美容師免許が活かせる仕事について詳しくご紹介します!...

見習いとアシスタントの違い

美容師免許を取得する前は「見習い」として美容室に勤務します。
資格取得後は「アシスタント」としての仕事も行えるようになります。

見習いとアシスタントの一番の違いは、「髪の毛をいじれるかどうか」
免許がないと髪の毛をいじることができません。
そのためお客様のシャンプーやトリートメントも、見習い期間中は行うことができません。

それでも、見習いの期間というのはやるべき仕事はたくさんあり、スタイリストの技術を目の前で見ることができるので、有意義な時間が過ごせます。

美容師免許を取得しているかでも違いはあるの?

美容師免許を取得してから美容室で働いても、すぐにスタイリストにはなれません。
アシスタントとして働かなくてはなりません。
では、美容師免許を取得していないアシスタントと、取得済のアシスタントでは何か違いがあるのでしょうか?

美容師免許を取得しているアシスタントの場合、美容室の掃除や洗濯などの業務を覚えたあと、シャンプーやトリートメントなどのお客様に直接接する業務をさせてもらえます。
これらの業務は美容師免許が必要であるため、資格を持っていない場合携わることができません。これが、美容師免許の取得しているアシスタントの違いです。

お客様に直に接する業務ができなくても、働きながら学ぶ価値は大いにあります。それは、働きながら見て学ぶことで身に付きやすく、実戦で活かしやすいこと。即戦力になりやすいため、採用に有利になることです。

働きながら美容師になるために頑張っている人はたくさんいます!

いかがでしたか?
働きながら美容師免許を取得する方法は「夜間の学校」「通信教育」があります。
確かに、働きながら学校に通う、勉強をするということは大変です。
お友達と生活のペースが変わって、なかなか時間を合わせることができないかもしれません。

ですが働きながら免許を取得することは、実践的なことを目の前で見て学ぶことができます!
昼間学校に通っていたら、実践的なことを学ぶのは卒業後。
この期間の差はかなり大きいはず!

昼間の学校も働きながら学校に通ったり通信を利用して勉強する方法も、それぞれ魅力が違います。
自分に合った方法で夢をかなえてくださいね!

ABOUT ME
【監修者】山本 幹雄
エスアイシーグループ 代表
美容師、美容学校教諭を経て自身の美容室を開業。髪に悩むお客様の要望に応えるため、商品開発にも取り組み、エスアイシーグループを設立。
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